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2009.06.15
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高知を舞台にした西澤保彦のSFミステリーを読んだ。

○ストーリー
彼女の両親に挨拶をするために高知を訪れた22才の僕は,不思議な現象に遭い意識を失う。次の日,目覚めた僕は53才になっていた。僕はすっかりと老成しており,両親は亡くなり,彼女とも別れ,たった一人で暮らしていた。楽しみの少ない単調な毎日,と思っていた僕を警察が訪ねてくる。そして僕は事件に巻き込まれた。

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西澤保彦と言えば奇想天外SFミステリーの名手だ。その彼が久々にこのジャンルに挑戦したので,ファンとしては期待が大きい。

物語は1977年に〈僕〉が8年ぶりに高知を訪ねるところから始まる。その時点で〈僕〉にとっての高知は,記憶の中の街と違っており「似ているのに少し違う」という感覚をおぼえる対象だ。これはこの物語のテーマを象徴している。

〈僕〉が目覚めた2008年の高知は更なる違和感と驚きの街となっていた。大量の地名,ビルの名前などが登場するが,高知を知らない読者である僕にとってはやや食傷気味だった。

『三丁目の夕日』のノスタルジーではなく,街までも「いつの間にか記憶と異なって」いる,ということをふと振り返ってゾッとする,というのも面白い視点だと思った。

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設定と言い,分厚さと言い,「これはたっぷりとしたSFミステリーだ」と期待をさせておいて,SFとしてもミステリーとしても期待外れだった。

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高知ご当地小説と読むのが正解かも知れない。










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Last updated  2009.06.15 23:27:06
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