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2009.11.08
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カテゴリ: ばくばく冒険小説
作品の商品化戦略が着々と進んでいて,来年にかけて盛り上りが予想できる一方で少し引いてしまう不思議な気持ちにさせる「大人のガンダム」の7巻を読んだ。

○ストーリー
突如現れた「黒いユニコーン」に倒されたバナージは,ブライト艦長の率いる戦艦ラー・カイラムに収容される。オーストラリアに寄港した艦には,バナージとリディ,そして財団に囚われの身となった2人の女性ミネバとマリーダも集まってくる。そしてミネバたちを奪還するために,ネオ・ジオンとジオン残党が基地に攻撃を仕掛けて来た時,バナージが取った行動とは?
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6巻の後半にはガンダムのファンをうれし泣きさせる展開があったが,その勢いは7巻でさらに加速している。福井晴敏というよりカトキ的な趣味を感じさせる舞台と古参の兵隊&モビルスーツの登場が,地球編のラストを無骨に盛り上げる。

ゲームとのタイアップと思えるある機体の活躍はともかく,残りの機体のそろえ方はかなり意表をついていて,面白い驚きだった。こうしたミッシングリンクを埋める方法論も,このシリーズ独自の楽しみ方だろう。

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主人公たちが2巻ぶりに同じ場所に勢ぞろいしてくれたおかげで,物語の軸がピンと揃い,ストーリーラインがスッキリしてくれたのもうれしい。

ブライト,ベルトーチカ,カイ,ルオ商会など,懐かしいキャラクターと名前が出てくるのもうれしい。よく言われていることだが,このシリーズはほとんど歴史小説と化しているので,ファンはどのキャラクターがどのタイミングで出てくるか,というポイントも楽しんでいる。



そうした中年たちとは別に,バナージ,ミネバ,リディ,マリーダたちが,若い世代を体現している。とは言え,昔の作品と異なり,「大人のガンダム」を目指した作品なので,『体制と大人をやっつける若者』という単純な構造にはなっていない。

ブライトたち中年もかなりしたたかに生きているし,ジンネマンのオヤジなんてこの巻の主人公なんじゃないか?というほどの大活躍だ。青年リディも体制の秘密を共有することでそちら側に身を置くようになってしまっているし,少年バナージも今ひとつパッとしない。スパッと気持ちを切り替えたミネバに,早いところバナージとリディも追いつけてもらいたい。

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例によって中盤からは戦闘シーンが続く。ガルダという巨大空中要塞に取り付いて,ミネバを救おうとするのだが,なんだかどこかで観たような展開だと思っていて,しばらく考えて分かった。宮崎駿がその昔NHKで製作していた作品のラストに似ているのだ。

えー,こっちにもオマージュ?






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Last updated  2009.11.09 22:49:57
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