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2010.11.21
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「バイバイ、ブラックバード」と同時刊行の関連本を読んだ。

○ストーリー
闇商売で金をためた田島という男は,疎開している妻子を東京に呼び寄せるために,何人もいる愛人と別れる決心をする。そのために田島は,絶世の美女であるキヌ子に,妻のフリをしてもらい,愛人たちを訪ね歩く。だが清楚な外見とは裏腹に,キヌ子自身も闇商売で儲けている女で,なかなか田島の望むようにならないのだった。

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まるでゲームの攻略本のように,「バイバイ、ブラックバード」と同時に,そっくりの装丁で,この本が刊行された。

「ブラックバード」は伊坂幸太郎の作品だが,太宰治の未完の作品「グッド・バイ」の完結編として企画されたらしい。もっとも,最終的には完結編ではなく,インスパイアされたパラレルワールドな作品として仕上がっているようだ。

この本は,僕のように「『グッド・バイ』ってナニ?」という人のために刊行されているらしい。内容は,伊坂幸太郎のインタビュー,「ブラックバード」の解説,そして「グッド・バイ」の全文掲載,の3つで構成されている。

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何しろ関連本が,本家の出版社からハードカバーで,作品と同じ日に刊行されるのだ。伊坂幸太郎って,出版社にとってはヒット確実なドル箱作家なんだなあ,とつくづく感心した。



だから,この本も太宰治の「グッド・バイ」を読んだ以外は,あとはパラパラと飛ばし読みをしただけだ。上に書いたこともあるし,なにしろ「ブラックバード」が未読なので,その楽しみをうっかりと損ないたくない。

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もっとも「ブラックバード」を含めて,出版界が新しい試みをすることは反対じゃない。僕は印刷された本の,手に取った質感や重み,装丁まで含めての統一された完成形が好きだから,ニワカの電子書籍の流行なんかには少しも魅力を感じていない。

ケータイ小説が,毎回出版されてから初めて話題になっているのに,なんでiPadが売れると,マスコミってこぞって”電子書籍元年”みたいな分かりやすいアオリをするんだろうか?

やっぱり僕たち大衆をバカにしているんだと思う。

媒体が何だろうと,読まない人は読まないし,読む人は寝る時間を削ってでも読むから。







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Last updated  2010.11.21 22:32:55
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