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2011.08.03
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〈講談社ミステリーランド〉の新作を読んだ。

○ストーリー
大学生の荻野は,留学してしまう友人の美沙の代わりに,小学5年生の少女・優希の家庭教師を引き受ける。学校生活があまりうまく行っていない優希は,美沙を姉のように慕っていたので,男性の荻野に戸惑うが,やがて打ち解けてくる。そして優希は荻野に父親と会っていることを明かす。だが彼女の父親は3年前に交通事故で死んでいたのだった。

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物語は,小学生の少女・優希と大学生の家庭教師・荻野が,交互に語り手となって進んでいく。街では黒ずくめの不審な男の噂が立ち,また優希の所には死んだはずの父親が訪ねている。

優希は街の噂を元に,自分の想像を信じ込んでいるのか?父親のふりをした不審者を招きいれているのか?それとも・・・

ファンタジーやホラーのテイストを持ちつつ,荻野が謎を解いていく。

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ネタバレを避けるために,これ以上は言及しないように努めるが,なかなか堪能できた。物語はゆっくりと進むが,ラストだけは駆け足で,少し驚いた。荻野青年,意外と行動力がある。



とは言え,全体的に優しいまなざしで登場人物たちが見つめられている。この作者の作品を少し読んでみようという気持ちになった。

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すっかり・・・どころか,キッパリと刊行スピードが落ちている講談社の〈ミステリーランド〉だが,恩田陸が執筆をすれば,当初の予定が全て刊行されるハズだ。

新本格ミステリーを少年少女にも,という当初の目論見は,もう消えてしまったのだろうか?全部読んでいる奇特な人は,僕だけじゃないのか?と不安になる。

とってもお世話になっている,いいシリーズなんだけどなあ。









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Last updated  2011.08.03 22:22:06
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