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2011.11.05
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カテゴリ: ばくばく冒険小説
逢坂剛の映画への愛に満ちた〈岡坂神策シリーズ〉の作品を読んだ。

○ストーリー
現代調査研究所の岡坂神策は,大手広告代理店が主催するマイナー映画のイベントの企画に参加する。岡坂は,同じ時期に新聞社主催のスペイン内戦60周年イベントのシンポジウムの企画も行う。だが2つのイベントには,旧ソ連からアメリカに亡命したの謎の大物の影がちらつき始めるのだった。そして・・・

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逢坂剛は,スペイン冒険小説,現代ハードボイルド,心理サスペンスなどで有名だが,いくつかウェスタン小説も書いている。以前からウェスタン小説は珍しいとは思っていたが,この作品を読んで,ナットクが行った。

この作品は,主人公・岡坂神策の言葉を借りて,逢坂剛の40年代から60年代にかけての洋画への愛がこってりと詰まっている。その中でも,ウェスタン映画への憧憬は,読んでいてお腹イッパイになる。

これまでの〈岡坂神策シリーズ〉でも,逢坂剛での他の作品でも,あまり洋画についての言及は無かったが,この作品で一気にその愛情が爆発してるような,そんな印象を受けた。

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物語が,何かというと洋画へのウンチクの会話で満たされてしまうため,テンポはあまり良くない。メインのプロットとしては,岡坂神策が平行して進めていた映画祭とシンポジウムの企画が,なにやら過去の密約が原因で,邪魔しようとする者が現れる・・・という流れらしい。



けれども,実際にイベントが進み始めたら,より直接的な攻撃と,その影で動こうとする人物が現れるのは想像に難くない。

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今のところ,大きな謎がどこまで広がるのか,まだまだ想像できる状況ではない。その辺りは下巻に期待だ。

この作品を読むと,スペイン現代史だけでなく,洋画についても膨大な知識を身に付けることができる。

それは要らない,という人は・・・うーむ,飛ばし読みかな?












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Last updated  2011.11.05 22:00:29
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