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2009.05.24
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カテゴリ: 国土防衛
114 「中国、核ミサイルの標的」 
平松茂雄 (ひらまつ しげお)
角川書店 224頁¥743  2006.3.10 初版第1刷発行

[目次] 

序章 なぜ日本の知識人は中国の核の脅威を論じないのか

第1章 核兵器保有の論理
第2章 ソ連からの援助を受けた初期の核兵器開発
第3章 核兵器独自開発への転換

第5章 宇宙開発と対米直接攻撃
第6章 台湾の軍事統一
第7章 なぜ、日米にとって台湾が問題になるのか
第8章 日本のとるべき戦略は残されている

あとがき
附表1、附表2

[内容]

著者は中国軍事問題研究家。元防衛研究所研究室長です。

ソ連のスターリンは核兵器の使用禁止、実験停止を世界に訴えながら、
他方で自力で核兵器開発を急いだ。

 中国の毛沢東は、他国首脳との会見では「原爆は張り子の虎」といい

国の経済発展は無視して、当初から水爆と大陸間弾道ミサイルの
組み合せによる対米核抑止力を構築するという明確な戦略目標を
もって核兵器の開発に邁進した。

中国の人工衛星の打ち上げは、もっぱら軍事用で、民事用や通信
衛星はなかった。原水爆を保有しても原子力発電を始めることは


この本は、中国の核開発にかけるすさまじい執念と、すべてを犠牲
にして開発してきた結果が世界に与える脅威とを、詳しいデータに
もとづいて明確に示しています。

[感想]

こういう本を読むのは、ほんとうにしんどい。
しかし、目をそらしているわけにはいかない。

二回の世界大戦をへても、何もそこから汲み取ることなく、
イデオロギーか、はたまた己の権力をまもるためだけに、
国家予算のほとんどをつぎこんで大量殺人兵器を開発している
国家が今も存在する現況に、深く暗い気持ちにならざるをえません。

北朝鮮はかつての(そして今の)中国を見習っているにすぎない。
北朝鮮の核実験とミサイル発射実験だけでなく、日本や他のアジア
諸国(韓国、フィリッピン、タイ、ヴェトナム、モンゴルなど)が直面する
核の状況から目をそらさないことが必要と思わされます。

戦後64年たって、日本人でさえ原爆の恐ろしさの実感をもっている
人は少なくなりつつあります。アメリカ、ロシア、中国、英国、フランス、
インド、パキスタンなど、核保有国の施政者も、ありていのところ、
まったく実感がないでしょう。

施政者が、想像力の欠如から、核兵器のボタンを押すとき、
パンドラの箱が開き、そのときこそ
「人類は生物進化の失敗品」とうそぶく
悪魔の高笑いが虚空に響くことでしょう。

[頁のかけら] 

○「中国は人口が六億人いるから、仮に原水爆によって半数が
 死んでも、三億人が生き残り、何年か経てばまた六億人になり、
 もっと多くなるだろう」                 (毛沢東)

 (生き残った三億人はむごい放射線障害に苦しみ、国土は疲弊する
  ことでしょう)

○ (毛沢東の言は、)
 「単なる聞きかじりだけで、核兵器のいかなるものかを知らない」、
人間の「非人間的な考え方」であり、「野獣の考え方」である。
                          (フルシチョフ)

○ 「一点の火花も核戦争に拡大する」
                           (フルシチョフ)

****************************************************
 ランダム読書日記 

 by 行道はるか YUKUMICHI Haruka (2009.5.24. No.114)







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Last updated  2009.09.23 22:48:14
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中国をとめるのは?  
前田剛力  さん
平松さんの本で中国の軍事戦略を知ると日本の未来は真っ暗、と恐ろしくなります。また、無策の政治家(そして日本人全体)が情けなくなります。
どうしてこんな明白なことが自民党も民主党も分からないのでしょうか。
それにしてもここまでくると中国人は誰にも止められないのでは、と思います。
大陸の内乱で自滅するか、台湾を取り込むことで民主化の種を内包してそれが破裂するか、歴史が示すところ、中国人を止められるのは中国人だけではないか、そんな他力本願を思っています。
(2009.06.06 21:47:26)

Re:中国をとめるのは?(05/24)  
往道はるか  さん
前田剛力さん
武装解除した敗戦国からかすめとった北方領土や竹島を不法占拠したまま決して返そうとしない国や、平和時に工作員を潜入させて何十人もの人を拉致した国や、核弾頭をつけた数百基のミサイルの照準を常に向けている国に囲まれているのに、その状況に向き合おうともしない政治家の多いことにともすれば絶望感を覚えます。相手の嫌がることはしないと広言する人や、「友愛」などという曖昧で口当りのよい語を標榜するだけで、政治家として示すべき防衛・外交・経済の具体的施策は触れもしない人が、首相に適しているとはとても思えません。 (2009.06.08 22:15:59)

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