本当の傾奇者とは己の信念に命を賭けた者。武士としては合戦の駆け引きを熟知した”いくさ”で鍛え上げられた武士であり、勝ち戦で落ち首を拾う事をよしとせず、負け戦にて相手に反撃し本領を発揮する事をよしとする。普段は単なる女好きにしか見られないが、古典はおろか古今の典礼にも通じ、諸芸能まで極めたと噂される教養人。そしてなにより普段はおちゃらけていても、ここぞと言うところでは人の心を震わす行動に出る。非常に人を惹きつける魅力を持った人物。女性ばかりか男も魅了されてやまないだろうと思われるような現代ではあまり見ないタイプと思います。好きな箇所は沢山あり、書き出すときりがないのですが、いくつか書くと
・第2巻:2話目。生きるも死ぬも。若水親子のやりとり。
と最後の慶次の決め言葉
・第3巻:冬に舞う花。これはほぼ全部です。信長の最後の部分や慶次の親、利久との別れの部分。蛍との別れの部分。
・第6巻:沈黙の英傑の巻。豊臣秀吉との対面。直江兼継との場面
・第10巻:沈黙の凱歌:佐渡攻めの時の蛮頭の最期の部分。
・第18巻(最終巻):上杉家助命の為の使者として家康の元に出向いた慶次のあまりにも見事なけじめのつけ方が良いですね。
等色々ありすぎて・・・。ぜひ、興味があったら読んでみてください。
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やんちゃひめ☆さんコメント新着