さくさく堂のシナプスな存在

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2014年09月19日
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カテゴリ: よしなしごと
台北は、淡水河沿いの萬華が清国と貿易してできた街だ。
日本統治時代も、萬華や大稲埕といった市内の西側エリアは
商店が広がる台湾人の居住エリアだった。
現在でも当時の街並みの雰囲気を残している。

萬華の観光スポットは艋舺龍山寺。
艋舺は現在の地名・萬華の古い表記。
舟へんの字が港だった昔を思い起こさせる。
龍山寺
観音菩薩や孔子、媽祖など
道教やら儒教やらの神様が一緒くたに祀られている龍山寺は

宗教として定着している様子が伺える。

大稲埕の亭仔脚(ていしきゃく)。
亭仔脚


亭仔脚は商業エリアにあるアーケード状のもので、
台湾の強い日差しの中で歩いていて、亭仔脚があるとほっとする。
アーケードと違うのは、1軒1軒の商店が自宅の1階部分を引っ込めているもので、
その店の敷地部分だということ。
右側の公道部分と路面の作りが違うのはそのせいだ。
やはり商店の客寄せという意味もあったのだろうから、田舎に行けばない。
通行人のために自宅を引っ込ませることができるのは、
裕福な証拠ということも言えるだろう。

ちなみに台湾の田舎の住宅は、伝統的には三合院といってコの字型のものが有名だ。


完全にくっついて建てられているので、
商店街が続く限り亭仔脚は長いアーケード状になって続く。
「商店じゃない家はどうするのか?」と聞いたら、
この地域に住んで、自宅を商店にしない家はないとのこと。
現在でもそうだが、台湾には昔から専業主婦という概念がない。


隣の家と壁を共有しているなんて
不動産はどういう仕組みになっているか心配してしまうけれど、
彼らはもっと立地がよいところがあればすぐ移転するし、
もっと儲かる商売があれば商売替えも気軽にする。
そういう気質は世界各地に中華街を作った中国人とつながっているのだろう。

大稲埕にある波麗路(ボレロ)。
ボレロ
ちょうど閉店時間に外から見ただけなので、薄暗い写真で申し訳ない。
台北は夜9時頃ぶらぶらと街見物ができる。
(といっても、日本国内にいるときのような低い防犯意識ではカモにされる)

「1934年創業」と看板に出ている。
旧制台北高校の学生がコーヒーを飲んだというレストラン。
今は高級レストランだが、当時は高校生が行けるような
カジュアルなレストランだったかと聞いたら、
昔から高級レストランだったそうだ。
この店でお見合いしたカップルもたくさんいる。
「だから、高校生がカッコつけて高いレストランでコーヒーだけ飲んだわけよ」
だそうだ。
なるほど。そういうのはよくわかる。


大稲埕から東方向に歩いてくると寧夏夜市がある。
夜市

夜市は、日本のガイドブックを見ると必ず士林夜市が紹介されているけれど、
ちょっと不便なところにあるほうが地元民が集う生活に密着した夜市。
時間の関係で行けなかったのだけど、
松山の饒河街観光夜市(ぎょうかがいよいち)を薦められた。

ほとんどお祭りのテキヤの屋台に見えるこれが、
毎日開いて、朝にはぱーっと片づけられているというのだから驚きだ。
夜市2
日本だったら必ず酔っぱらいがいるのに、誰も飲んでいない。
酒を売っている屋台もない。
基本は、食べたら帰る、あるいはテイクアウトなのだろう。
そういうこともあって、猥雑な感じはあまりない。

場所によっては朝も開く。
「共働きが基本」ということもあるけれど、
こういうところで朝食、夕食を調達するのが普通ということだ。
とはいえ、屋台の食べ物は匂いも見た目もハードルが高い。
お腹を空かせて行って、ここで1食分食べるというよりは、
一つか二つチャレンジする程度のほうがいいかもしれない。





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最終更新日  2014年09月26日 10時19分07秒
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