真冬を除く日曜の早朝、
生産者直売なので、とても新鮮で安いものばかりだ。
そこへ出かけるのはきまって夫で、
私は庭で主人を追いたがって鳴く犬たちの子守。
きょうはどんな野菜や果物を買ってきてくれるかと楽しみに待つ。
青空市の様子をきくのもまた楽しみである。
たとえば、こんな―
可愛がっていたウサギの子が目の前で客の手に渡るのを
「売らないで、売らないで」
と母親の背で泣いていた坊やの話をきいたのは、
何年前のことだったろう。
その子が最近、
野菜を売る母親のお手伝いを一生懸命しているという。
きょう、夫が青空市で買って来たもののなかに、
ラ・フランスがありました。
無骨なかっこうで、色が悪くて…。
それはまあ、ラ・フランスでは当たり前のことですが、
実は、初めて食べたのがあまりおいしくなくて、
どうも、先入観がはたらいてしまいます。
で、勝手に”あれ”を作ろうと決めているのでした。
”あれ”の簡単レシピ
ラ・フランスを薄くスライスして鍋に
そこへ砂糖を適当に加え
さらに白ワインを適当に加えたら
コトコト煮込むこと約10分
砂糖とワインがトロッとしてきたらできあがり
あとは冷やして、アイスクリームなどを添えていただく
ところが、
夫が、ためしにひとつ生で食してみようといいだしました。
なんと、なんと、見事にウラギラレました!
その生のおいしいことといったら、
ラ・フランスって、こんなにおいしいものなの、と
二人とも、もう、びっくりです。
”あれ”を作るのは、もちろん止めにしました。
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