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カテゴリ: 映画の話
ずっとずっと、見たいと思っていた作品です。
東京では3月から公開だったこの映画。やっと、私の住む町の小さな映画館でも上映が始まりました。

以前の日記 でも書きましたが、今年のアカデミー賞の授賞式を見ていて、一番見てみたいと思ったノミネート作品がこの「サイドウェイ」でした。

離婚の痛手を引きずる男と、結婚式を翌週に控えた男。
学生時代のルームメイトで、今やともに40代のふたりが、1週間の旅を楽しむことに。
車を飛ばして向うのは、カリフォルニアのワイナリー巡り。ワインとゴルフを満喫しながら、気ままな男同士の旅を楽しむはずが、思わぬ出会いが訪れた…

見終わった後、何とも言えず温かな気持ちで心が満たされているのを感じました。
パンフレットを見て初めて気づいたのですが、監督のアレクサンダー・ペインは 「アバウト・シュミット」 を撮った人でした。

感動で号泣するわけではないのだけれど、映画館に入る前より、やさしく、そして元気な自分になれたような。
そんな後味を残してくれた作品だったので、納得!でした。

いい年をして大人になりきれていない主人公の男たち。アクシデントや小さな諍いをいくつも通り過ぎながら、それぞれの人生を見つめ直していく旅の時間。
カリフォルニアのワイン畑の、美しい風景が素晴らしいです。

夫は「あのワイナリー巡りに行ってみたい」と、熱に浮かされたように話していました。
ワイン好きな方々なら、楽しめるウンチクも数々散りばめられています。
ほとんどお酒を飲まない私でさえも、ちょっとワインが飲みたくなったくらい。

発酵と熟成を重ねて、味わいをましていくワインが、そのまま「人生」のメタファになっていることは言うまでもないですが、飲み頃を過ぎた、とされたワインには、果たして価値がないのか?人生の飲み頃は若さと共に失われるのか?

それに対する一つの答えとして、この映画の中でも屈指の名場面・名セリフがあるのですが、これからご覧になる方のために、あえて伏せておきます。
タイトルの「Sideways」は「寄り道」の意。こういう実りの多い寄り道が、人生の味わいを深くするのだろうなぁと思いました。

この映画は、低予算でスター俳優を起用していないにも関わらず、数々の映画賞に輝いているそうです。


主人公たちが旅先で出会う女性の一人、ヴァージニア・マドセンは、アカデミーの助演女優賞にもノミネートされていました。授賞式で、イブニングドレスからのぞいた腕のタトゥーが迫力でした。
さすが、 「キル・ビル」 などで渋い魅力を放つ、マイケル・マドセンを兄に持つだけのことはある!

日本では、恐らく興行的にはヒットしなかったんじゃないかと思うのですが、こういう佳作をきちんと評価するアメリカの映画界は、やっぱり大したものだなぁと思うのでした。

【ジャック・ニコルソンの演技が素晴らしいです。】
アバウト・シュミット

【楽天市場の過去のイベントより】

「映画「サイドウェイ」に登場したワインをさがそう」


【ピノ・ノワールかカヴェルネか?ワインについての会話も面白かった!】
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最終更新日  2005.05.22 18:55:46
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