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カテゴリ: 映画の話
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いつも行くシネコンでは、2Dと3Dのそれぞれを字幕と吹き替えで上映しています。
夫と私は「3D・字幕」の回を選んで観てきたのですが、ネットで席を予約して大正解、の盛況ぶりでした(普段はかなりの話題作でも、せいぜい客席の5割が埋まるくらいなのです)。

入場時にメガネを渡され、この感じ、昔ディズニーランドで観た「キャプテンE.O.」みたい!と懐かしくなってしまいました(マイケルよ、安らかに…)。

3Dといっても「飛び出す」方より、リアルな「奥行き」に重点を置いた表現なので、ずっと飛んでくる何かを避けるわけでもなく(笑)長丁場でもごく自然に鑑賞できました。
字幕の文字が浮き出して見えるのにだけは、ずっと違和感がつきまといましたが…

豊富な地下資源を持つ惑星「パンドラ」の先住民、ナヴィに接触するため、人間が遠隔操作する擬体が「アバター」。

深い緑に覆われ、異形の動植物が生きるパンドラの風景がとても美しく、夜の森の場面などは思い出してもため息が出ます。
3Dということを差し引いても、この映画はスクリーン向けの作品だと強く感じました。


「ナヴィは人間の1.5倍大きい」
というキャラクター設定。
この対比が結構、後半の画面にインパクトを持たせていると感じたのですが、俳優がメイクや着ぐるみで変身していた時代には決して実現できなかった映像ではないでしょうか。

映画は、パンドラの地下資源を狙う人間とナヴィ族との戦いを中心に据えて進みます。
こんなにきれいな舞台を用意しておきながら、ここまで銃火器をぶっ放す戦闘シーンを入れないと気がすまないって…まったくアメリカさんの感覚ときたら、と眉をひそめたくなったことも確か。

侵略者vs被侵略者の争いや、異文化の尊重、自然と人間の共栄…といった素材は正攻法で、目新しさはないけれど、人類にとって普遍のテーマということなのでしょうね。

この作品を観ている間中ずっと、私には宮崎駿監督の「もののけ姫」が連想されて仕方ありませんでした。

(実はそれ以外にも、これってジブリの映画で観たことあるぞ?という光景が何箇所も…J・キャメロン、実は相当な宮崎アニメファン?)

とはいえ、2000円の特別料金は少しも高いと思わない、ワクワクと楽しい時間を過ごしました。気分転換には最高の娯楽作です。
これからの時代、映画鑑賞はこうやってどんどん、アトラクション的な娯楽になっていくのでしょうか…





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最終更新日  2010.01.07 19:34:05
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