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カテゴリ: 落語の話
あとむちゃんと休暇を合わせて、大須へ「芸協まつりin名古屋」を聴きに。

約一ヶ月の繁忙期をやっとの思いで乗り越えて、ちょっと打ち上げ気分だった私。ランチは名古屋駅近くの「スイーツパラダイス」で、スイーツまみれに(笑)

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数年越しの念願が叶って、いつかは行きたいと思っていた芸協の大須公演。
出演者のラインナップを眺めつつ、この師匠も聴きたい、この師匠も…と、散々迷って決めたのが、桂歌丸師匠がトリを務めるこの日の夜の部でした。

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演芸場の前は、いつもの静まり返った様子とは打って変わって(笑)整理券を持って開場を待つ人で大賑わい。
手馴れた様子で入場をさばいていたのは、小遊三師匠のTシャツを着た三遊亭遊雀さんでした。

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お仲入りを挟んで、落語が八席、色物が二つというプログラムです。
開場前、「今日は歌丸さんが来る日だからすごい人ね!」とつぶやく女性の声に、「俺達はうめ吉目当てだもんね~♪」と、妙にうれしそうに語り合うおじさま方の一団がいらしたのですが、そのお目当てというのはこちら、俗曲師の桧山うめ吉さんです。



その可憐な様子と歌声、同性ながらメロメロになるくらいキュートで、一度でファンになってしまいました。お腹から声が出て いない
日本髪は地毛で、ご自分でこしらえるというのにはビックリ(所要時間20分だとか)!

そして、私たちのお目当てだった歌丸師匠。
チケットを予約した時から、「今年の猛暑で師匠が倒れませんように」と、祈り続けていた私達。願いが叶って、無事に細身の身体を名古屋まで運んでくださいました。

ちょっと余談。
亡くなった母方の祖母は、若い頃の写真を見ると淡島千景に似た美しい人だったのですが、後半生は病気が原因で摂食障害を患い、まさに「骨と皮」のように痩せており…
私はそういう祖母の姿しか知りませんが、実は、歌丸師匠とそっくりで(笑)
横浜生まれで現在も横浜住まいの師匠、言葉のちょっとしたところも、生粋のハマっ子だった祖母を思い起こさせて、勝手に“他人と思えない”親しみを感じてしまう噺家さんなのです。

今日の演目は「紙入れ」。
練り上げられた、すみずみまで気配りの行き届いた芸で、抜け目のないおかみさんの悪女キャラが、後味のよい笑いを引き出してくれました。
年齢や衰えをまったく感じさせない安定感は想像以上!また、寄席で歌さんに会いたいな。

聴いたことのある演目が多かったけれど、大好きな江戸前の落語を十分に味わうことが出来て、文字通り「まつり」のように楽しい時間でした。



春雨や 風子 「子ほめ」
三笑亭可女次  創作落語
三笑亭 夢花 「??」旅人が寄った茶店におばあさんがいて…題名わからず。
春風亭 柳橋 「替り目」
桧山 うめ吉  俗曲

-仲入り-
三遊亭 遊雀 「看板のピン」
三笑亭夢太朗 「寝床」
江戸家まねき猫 動物ものまね
桂 歌丸   「紙入れ」

メモ2:来週のNHK「爆笑問題の日本の学問」、ゲストは法大教授の田中優子先生で、テーマが落語。これは面白そう?





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最終更新日  2010.09.23 16:00:48
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