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January 2, 2006
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カテゴリ: 映画
あけましておめでとうございます!


さて、観て来ました、『SAYURI』。
と言っても、去年の年末のことなんですけれどネ。
でも、あまりの批判の多さに、私なりの意見を書きたくなったので。。。
(敬称略)

結論から言えば、私はとても素敵な映画だと思います。

批判の内容は、大抵“正しく描写していない”というもの、
あるいは、それに関連したものがほとんどです。


<左前…左の前身頃を右の前身頃の下にすること。死者のみ>
千代ちゃんがお賽銭を入れた時に、“ゴ~~ン”ってなっちゃってたり、
アレ…?と思うところはあります。
でも、この映画は、あくまで監督の中のイメージを表現したもの。

侮辱された気分といった批判も多いようですが、
私は、逆に嬉しかったです。
だって、あの映像の美しさといったら…!
それは、監督が、日本に対して“美”、つまり、
“美しい国”というイメージを持っているということに他ならないですし、
とても好意を持って描いていると思うのです。

それに私たちだって、日本文化、歴史の正しい知識を持っているかと聞かれたら、

私はノーです。
ましてや、他国の歴史や文化の正しい知識を持っているかと聞かれたら…?

日本の時代劇だって、おかしいところってたくさんありますよね…。
でも、正しく描いていないとか、ありえない、とか、批判しながら見るでしょうか?
なぜ、日本人が作ったものだとよくて、外人が作ったものだといけないのでしょう?


間違ったものでは困る、という意見もあるかもしれません。

でも、この映画は、監督が言っているように、あくまで“ファンタジー”であり、
さゆりという女性の切ない恋物語です。

もったいないです。
日本人の感覚では作れないであろう、あんな美しい映画を楽しめないなんて。

配役についても、批判が多いのが不思議です。

日本を描いた映画なのに、なぜさゆり役が日本人じゃないのか、とか。
私は、あの“SAYURI”は、チャン・ツィイーだから出来たのだと思います。
それに、数人の白人を目の前に、どの人がフランス人で、どの人がオランダ人で、
どの人がイギリス人か聞かれて、すぐに判断がつくでしょうか?
私は、きっと分りません。
以前、パリに行った時のことですが、道に迷って、通行人にたずねたら、
その人も観光客で、しかもオランダの人だったなんてことがありました。(^^;
そんなもんです。

それは、アジアだって同じなのではないでしょうか?
それよりも、“SAYURI"という役を監督のイメージ通り演じることが出来るか、
出来ないか、なのではないでしょうか?
ミシェル・ヨーもコン・リーもすっごく素敵でした。
それに、チャン・ツィイーとミシェル・ヨーの、あの、頭のてっぺんから指の先、
足の先まで意識の行き届いた、美しい仕草、佇まいは、素晴らしいの一言。

日本の俳優だって負けてはいませんでしたよ。
とくに女性。

桃井かおりの演じる“おかあさん”なんて最高。
憎ったらしい役でありながら、桃井さんの持つ独特の雰囲気が何とも言えない味を出してました。
はまり役ですね、まさに。素晴らしかったです。
さすが、自分で勝ち取っただけのことはあります。
工藤夕貴もいい味だしてました。(後半の化粧のすごさにはびっくりしましたが…)

でも、一番すごいッ!!と思ったのは、SAYURIの少女時代を演じた、千代役の大後寿々花ちゃん!
あの、演技力。すごいです。
あの映画の前半を支えていると言っても過言ではないと思います。

大後寿々花ちゃんが成長し、チャン・ツィイーにバトンタッチとなるわけですが、
私は、全く違和感を感じませんでした。すごく自然な感じがしました。


これから観に行くという方は、外国人が作った日本映画という意識ではなく、
ぜひ、“ひとりの女性の切ない恋物語り”として鑑賞していただきたいな、と思います。


一緒に見に行った主任は、観賞後にこんなことを言いました。

『はまったぁ~。何だか、テーマパークにきたみたいですっごくよかったッ♪』って。

これを聞いて、“この人は、本当の意味で映画を楽しめる人だなぁ…”
と、思った私であります。












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Last updated  January 3, 2006 01:18:46 AM
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