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喜びすぎたのはいいが、もしかして、私は、だまされる対象なのではないか なぜこんな美人が人生にややくたびれかけいる私などに興味を示すのか 日本人イコール金持ちというイメージは、いまから7,8年くらい前なら通用しただろうが、バブルが崩壊し企業がリストラをすすめ多くの日本人が、未来に不安を抱いている現在その情報が伝わっていない訳はない。だとしたら心の中に不安が広がっていった。なぜ その言葉が頭の中でくりかえしぐるくるまわっていたていた。
息子もすでに元気をなくしていた。「あなたはなぜ日本人に興味をもっているのですか?」
通訳をとうしてそう聞いてみた。
「ロシアには日本より未来がないような気がするのです
ロシアの若い人たちは、みんな外国へ行きたがっています 日本はまだロシアよりはいいし夢がありますよ」
「そうですかねえ 」
私は考え込んでしまった
私は、この場所の緑に包まれた町並みや人々表情からそんな暗い雰囲気を読み取ることはできなかった。むしろ自由のない暗い国というイメージとは、程遠かった。初夏ということもあって夏の日差しが町並みを明るく照らしているせいなのかもしれないが
「冬は、寒いですよね」
当たり前の質問をしてしまって照れ笑いをしていると
「すごいです 暖かいところにあこがれますよ」
夏は短く寒い季節が多いそんな地に生まれたことの反動なのかもしれない。
「8歳の女の子がいるんでしたよね」
前もって聞いていた彼女のプロフィールを確認した。
「ええ」
「私は28歳です」
「知ってます」
そして私の離婚暦の話や前妻との間に子供のいないことなどを話した。
ロシア人の結婚年齢は若く20歳ぐらいで女のひとは結婚するらしい。また24才をすぎるともう適齢期を過ぎたという烙印を押されてしまうらしい。日本と大違いだ。一つ謎が解けた気持ちになっていた。28歳は、バリバリのおばさんなのだ。
しかし彼女の容姿なら同国の男性からのプロポーズだってないわけがないだろうに