馬鹿はシネマで直らない

馬鹿はシネマで直らない

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

コメント新着

真名千 @ >tapomushi12さん はじめまして。 シュワルツェネッガーは…
tapomushi12 @ Re:コマンドー(07/21) これぞ痛快アクションですよね♪ シュワち…
真名千 @ 尻軽、というか浮いてはいますね  なるほどそういう解釈が成り立つんです…
A・T@ ラピュタは英語で娼婦の意味だそうです  僕はやっぱり宮崎駿というと共産主義と…
真名千 @ こいん どうもです。気がつけばずいぶん遠くまで…

フリーページ

2007年06月15日
XML
カテゴリ: アニメ
 やっぱり飛行メカの独創性がイイ。現代でも研究途上の羽ばたきで揚力と推力の両方をえるマシンが大活躍しているのが熱かったり、異常な航続距離を持ったレシプロ機に欠かなかったりする。ローテクのようでハイテクだ。動力源にかなり特殊なものがあるんだろうな。

 それでも鳥類なら嵐に巻き上げられてラピュタに不時着する可能性はあるな。キツネリス類よりも、羽根の退化した小鳥の方がふさわしい小動物だったような気もする。とはいえ人が去った後のラピュタの支配者は植物でどこまでも根をはって見せている。その生命力にシータの土を離れちゃダメ発言の説得力が減殺されているのを感じるのだった……元気じゃん。
 中世の科学者の実験にあるように木の根は空気中の水と二酸化炭素を固定して質量を増していく、飛行石の能力に余裕がなければやがては質量の増大に耐え切れずラピュタは墜落していたのではないか。中枢の計算機が働き続けていたのは、その辺りのバランス処理もあるのだろう。

 黒い石のインターフェイスはちょっと素朴すぎるよ。処理能力的にはかなり高いのにムスカはどうもプログラミング言語に近いものを使ってダイレクトに操っている感じがした。まぁ、あえて操作を難しくすることで叛乱を予防する意味もあるのだろう。ラピュタの政治が天上界のそれからは程遠かった証拠のひとつだ。
 ラピュタの滅亡の原因は抽象的なことではなくて、権力を一元的に管理しようとしすぎて能力を超えた世界を抱え込んでしまった事にあるのでは、と作中にない妄想をした。一族の人口を増やす余地があまりにも乏しいアッシリアのようなものだ……暗愚な王をひとり戴いただけで雲散霧消したのではないか。
 そう、ムスカのような王を。

漫画版風の谷のナウシカ全7巻感想
映画版風の谷のナウシカ感想





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007年06月16日 00時03分13秒
[アニメ] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: