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上記は竹内芳郎著作集の全巻の構成です。 以下は、竹内に関連する私自身の文章。 主著 『国家と文明』について『国家と文明』はマルクス主義の理論を徹底的に再検討・再構成していった竹内芳郎の力作。史的唯物論の徹底的な再構成、独自の国家論の展開をもとに、「文明転換と支配の廃絶」への展望を明らかにしている。『文化の理論のために』から宗教論へ 竹内自身が、「みずからの言語理論の成果を踏まえつつこれを記号論にまで拡大させ、あらゆる文化現象をその基底において整除しうる一般記号学を建設し、それによって現代の人類が逢着している文明転換の課題にしっかりした理論的基礎を提供する」ことをめざして書き上げた『文化論』。この野心作についての論考。 人権思想と日本的精神風土 『意味への乾き』( 宗教表象の記号学的考察 )は、文化や宗教、あるいは人権思想に関して深く考察した竹内芳郎の力作。「人権思想」や万人平等思想は、いついかにして人間社会の中に登場したのか、上記著作において竹内芳郎はその根源に迫っている。○竹田青嗣への手紙(2006年1月)竹田青嗣の著作の中で『人間的自由の条件』(講談社)をやや批判的に論じたもの。竹田理論とサルトル、竹内芳郎の思想を簡単につきあわせてみた。 以下、卒業論文 第1章、『想像力の問題』について 第2章、『存在と無』について 第3章、アンガジュマンの思想と実践 第4章、『弁証法的理性批判』についてにほんブログ村教育問題に関する特集も含めてHPしょうのページに(yahoo geocitiesの終了に伴ってHPのアドレスを変更しています。)「しょう」のブログ(2) もよろしくお願いします。生活指導の歩みと吉田和子に学ぶ、『綴方教師の誕生』から・・・ (生活指導と学校の力 、教育をつくりかえる道すじ 教育評価1 など)
2021.09.26
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「ウクライナ」戦争開始以降の主な記事(PDF版) 以前、私が高く評価している思想家である竹内芳郎の著作集を宣伝しましたが、このたび彼の哲学・思想に関する論文集『竹内芳郎 その思想と時代』(閏月社 版元ドットコムでも公開)が発刊されることになりました。執筆者の多くはサルトル学会に所属する練達、あるいは気鋭の研究者。さらには、斎藤幸平(『人新世の資本論の著者』)の兄貴分のような存在である佐々木隆治も執筆者の一人です。 大まかな内容は上記HPで紹介されている「目次」や「まえがき」からもつかめます。〔以下、一部転載〕I鈴木道彦/竹内芳郎と私海老坂武/回想の中の竹内芳郎II澤田直 /サルトル受容者としての竹内芳郎永野潤 /竹内芳郎とサルトル──裸形の倫理小林成彬 /日本で哲学をすること──竹内芳郎の〈闘い〉佐々木隆治 /竹内芳郎のマルクス主義──日本的精神風土を打破するために清眞人 /竹内芳郎『言語・その解体と創造』の意義と問題性北見秀司 /変革主体をめぐって──竹内芳郎とマルクス、サルトル、民主主義池上聡一 /竹内文化論・宗教論をたどる──『文化の理論のために』、『意味への渇き』を中心に鈴木一郎 /人権の哲学的基礎付け──なぜ人を殺してはいけないのか?III福地俊夫 /討論塾の理念と実践德宮峻 /竹内さんと『討論』のころまえがき (・・・) ここではまず、竹内芳郎の思想的歩みについて、ごく概略ではあるが触れておきたい。 戦後、『サルトル哲学序説』、『実存的自由の冒険』(ともに『竹内芳郎著作集』第一巻、閏月社、二〇二一年所収)など、ニーチェ、ベルグソン、サルトルの「思想体験」から思索を始めた彼は、一九五〇年代後半から「マルクス主義」の理論とその歩みをとことん学び、教条化した旧マルクス主義を乗り越えるための論考(「唯物論のマルクス主義的形態」に始まる)を通して史的唯物論や近代科学の弱点である認識論を問い直し、その弁証法的再構成のために奮闘した。 そして竹内は、一九六〇年代後半の学生叛乱などへ真摯に応答する経験を積み重ね、「文化革命」(さらに直接民主主義的な変革)を展望しつつ、新たな思想形成に取り組む。六九年の『文化と革命』、七二年『言語・その解体と創造』、七五年の『国家と文明』、さらには「あらゆる文化現象を整除しうる一般記号学を建設し、〈文明転換〉の課題にしっかりした理論的基礎を提供する作業」に正面から挑んだ『文化の理論のために』の執筆がそれにあたる。 その後、竹内は、日本における集団同調的な思考・行動様式の底にある「天皇教=天皇制的心性」について解明するため『意味への渇き』を発刊する(八八年)。「人類の全宗教表象を整除しつつその中にこれ(天皇教)を的確に位置づけてその特性を浮き彫りにする」試み、そして「万人平等思想」と「人権思想」の根源に迫る労作である。 さて、本書(『竹内芳郎 その思想と時代』)は文字どおり、時代に正面から向き合い全力で応答していく彼自身の思想的営為を浮き彫りにすることをめざして編まれた。(後略) 関心のある方は、ぜひご一読ください。 「サルトル学会による合評会シンポジウム」も行われるとのこと。on-line参加もできるようです。関心のある方はHPから・・・。にほんブログ村 ← よろしければ一押しお願いします。一日一回が有効教育問題に関する特集も含めてHPしょうのページに(yahoo geocitiesの終了に伴ってHPのアドレスを変更しています。)「しょう」のブログ(2) もよろしくお願いします。生活指導の歩みと吉田和子に学ぶ、『綴方教師の誕生』から・・・ (生活指導と学校の力 、教育をつくりかえる道すじ 教育評価1 など
2023.11.02
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