愛犬グレッチィと一緒に登る...           カリフォルニア・シエラネヴァダ山脈 写真集

愛犬グレッチィと一緒に登る...          カリフォルニア・シエラネヴァダ山脈 写真集

2006.09.28
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アンセル・アダムス・ウィルダネス・トリップ第2日目・・・アグニューレイク・Agnew Lakeの下でトレイルを迷った続きです。 (まだご覧になっていない方は 先日のブログ から読んでください。)

さて、いくら湖の南側に渡りたくても渡る場所が判りません。 途方にくれて反対側の湖畔を見上げると、湖の南側のトレイルを降りてくる二人が居るではないですか。 おぁ、嬉しい! 何処に行くのか行く先を目で追っていると北側にやって来たみたいです。 「お~い、ちょっと待って~。」 大急ぎで声をかけてその人達が居る場所まで崖を駆け上りました。

「今、南側からやって来たんですよね?」
「うん、そうだけど・・・」
「何処で川を渡れるんですか?」
「あぁ、すぐそこですよ。 ちょっと判り難いけれど、このパイプの下を潜って下りて行くと橋が在ります。」

指された方面を見ると、あ、本当だ、ちゃんと橋が在るじゃないですか。

Agnew Bridge.jpg
Foot Bridge at Agnew Lake, Ansel Adams Wilderness, Sierra Nevada, California

やっとのことで南側に渡って一安心・・・と思ったらまたすぐにトレイルが無くなってしまいました。 上の写真を見てください。 橋を渡った後行き止まりに見えませんか? 一体トレイルは何処なのか? ふぅ。



岩を登りだすと急に気になるのは、やっぱりザックの重さです。 今回は9日間のトリップ・・・最初と最後の日を除いても中間の7日間の食料は全て背負って行かなくてはなりません。 朝、昼、晩、とスナックも入れて全部で24食の食べ物です。それに今回はベアーキャニスター使用が必要な場所に来ているので、ベアーキャニスター自体の重さも加算されます。 ベアーキャニスターは一個づつザックに入れているのですが、ぎゅうぎゅうに詰めても全部入りきらないほど食べ物があるので、いつものように旦那さんにほとんどの食べ物を持って貰う、ってわけにはいきません。 結果的にはSierra Hikerも食物のほぼ半分を背負う羽目になってしまいました。 (トホホ・・・)

要らない物は全て諦めて、下着や靴下の着替えも着ている物以外は一枚に減らして、とザックの減量を試みたのですが、それでも35ポンド(15.8Kg)は切れません。 旦那さんは50ポンド(22.6Kg)、グレッチィは10ポンド(4.5Kg)ぐらい運んでいます。

アグニューレイクの入り口近くを離れるとやっとトレイルらしいトレイルに戻りました。 途中で山から下りて来る大学生二人にあって、しばらく立ち話をします。珍しく昔のExternal Frame(外側フレーム)のザックを背負っていたので「あぁ、昔使っていたのと同じタイプだ、懐かしい」と言うと、「親父が30年前に使っていたものを借りてきたんだヨ」という返事でした。(ギャ、年の違いを感じさせられるよ。)

Two HIkers at Agnew.jpg
Trail by Agnew Lake, Ansel Adams Wilderness, Sierra Nevada, California

ここでまた問題が起こります。 彼らのGPSによるとこの場所は10,000ft(3,048m)だと言うのです。私達のGPSを見ても、Topo地図を見てもそんな高さにはなっていません。 8、800ft(2,682m)ぐらいです。彼らのGPSが壊れているのだろうと言う結論に達しましたが、もっと気になったのは、これから先クラークレイクス・Clark Lakesまでは高度差1,300ft(約400m)以上の登り道が続くと言うのです。

クラークレイクス・Clark Lakesは標高9,000ft(2,743m)ぐらい、と軽く考えていたのですが、実際に調べてみると9,850ft(3,002m)。 それにクラークレイクスに着く前にまず10,100ft(3,078m)の場所を越えて行かなければいけないのを忘れていました。

たかが400mぐらい・・・と思うでしょうが、「目的地はもうすぐそこ」と思っていたSierra Hikerにはとてもショックです。

二人の大学生を見送ってまた登り始めます。 さっきから見えていたジェムレイク・Gem Lakeのダムと滝が近づいて来ました。 (滝の右側に在るレイルみたいなものはダムで必要な道具などを運ぶケーブルカーのレイルだそうです。)

Gem Lake Dam.jpg
Gem Lake Dam, Ansel Adams Wilderness, Sierra Nevada, California 

地図から見るとそんなに険しい場所には見えないのですが、一番困ったのは大きな岩の階段(?)があることです。 2ft(61cm)ぐらいの高さのある岩は、背の低い(足の短い)Sierra Hikerは一気に上りきれないのです。 岩があるたびにストックを置いて、両手を着いてプッシュアップして「ヨイコラショ」。 それも16Kg近くを背負ってです。 やっと険しい崖の部分を抜けてスプーキィ・メドウ・Spooky Meadowについた頃にはすっかり疲れ果ててしまいました。

「もうだめだ。ここでテントはろうよ。」

(次のブログに続きます。)

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最終更新日  2006.09.28 16:48:11
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