青春のギターリペア  K2ギターファクトリー

青春のギターリペア  K2ギターファクトリー

2020年01月03日
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カテゴリ: ギターリぺアー
◆今回のご依頼は、S-YAIRI YD402 弦高調整です
 ギターオーナー様は三浦さんです。
   データベースを調べましたら、 S-YAIRI YD402のリペアは初めてのお引き受けです

◆画像から確認して行きます

●ジャパンビンテージと呼ぶに相応しい音質です






●当時は400番代のモデルになりますと、ソリッドトップ&ボリュート加工&G社ペグが
 搭載されて、グレードアップ感が有り一線を分ける価格帯だったと記憶してます。
 K2のライダーR400Dも同じ仕様です




◆リペア開始して行きます


●順ゾリの最大値とフレットは、2Fで0.15mm 9Fで0.15mmです。
 測定データでは弦高を上げる主原因とは考え難いです



●トラストロッドを探します・・・が弦を外してライト付きミラーで確認しても見つかりません?
 若しかしたらロッドレス? しかしながら、フレットボードに強力磁石を置きますと張り付き 
 ますのでロッドは確実に入ってる事は確定してます、でも六角の差込み口が見つかりません。
 こんな時にネットは便利です 
  【S-YAIRI YD402 トラストロッド】でヤフリますと直ぐに判りました
 何と1フレットのフレットボード下に有るので、フレットボードを剥がさないと
 ロッド調整が出来ない!この事が原因かは判りませんが、 S-YAIRI YD402 は
 ネック調整が永久保証が付与されていた事も判明しました。

◆順ゾリの測定値とフレットボードの中に仕込んで有る事を考慮しますと、ロッド調整は
 合理的な選択では無いと直ぐに判断出来ますので、他の工法で弦高調整して行きます

◆ブリッジトップを削って弦高を下げる事が、最もギターに負担が少なく合理的な判断です


●ブリッジのトップが9mm、サドル溝が4mm【共に最大値】有りますので 
 ブリッジ2mm、サドル溝1mm下げれば最適な弦高にセット可能です。
 ブリッジのクリア塗装に傷と凹みが有りますので、全体をサンディングしてルックスを
 上げる効果も有ります。



















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最終更新日  2020年01月31日 04時01分56秒
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