青春のギターリペア  K2ギターファクトリー

青春のギターリペア  K2ギターファクトリー

2020年01月21日
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カテゴリ: ギターリぺアー
◆Gibson Dove リフレッシュのご依頼を頂きました
 ギターオーナー様は、【きよたく】たく様です。
 最近手に入れたとの事ですが、弾き込まれ方が半端では無く、鳴りは1級品 
 ですが、全体を落ち付かせて欲しいとの事でご依頼を頂きました。

◆画像から確認して行きます

●弾き込まれ方が半端では無く音質も1級品です


●ビンテージです


●ロッドカバーのビスが欠品してますので、同じ年代のビスを用意しました


●ピックガードが一部浮いてます。

 して頂いてLRBを搭載する事に決定しました。
 ジャックをじマーチンD18にもセットして乗変えが出来る様にして欲しいとのオーダーも
 頂きました


●ストラップピンの穴も塞ぎます


●ここまで弾き込まれたネックも久しぶりに見ました。
 ネック裏全体に極薄でラッカーを吹きます。


●ペグのビス跡も塞ぎます


●6E/12Fで3.25mm有ります、ライトゲージからワンランク下げますが、この弦高
 ですと演奏に支障が出ますので、何時もの弦高にセッティングします
 順ゾリのMAXは0.5mmです


 ですと演奏に支障が出ますので、何時もの弦高にセッティングします


●ピンの収まりがシックリ来ませんので調整が必要です

◆リペアとは別に、工房推奨の【ARTマイクプリ】のオーダーも頂きました。


 ご相談と言う事でリペアを進めて行きます。
 想定される納期は2月の2週目中です。

◆リペアを開始して行きます

●ストラップピンの跡は 6mmのマホガニーで埋めます


●ピッタリ収まりました






●SMITHのポリッシャーで試しにクリーニングしますとこんな感じです


●ピックガードは取り外して再接着します


●プラスチックのスクレーパーを使って外します


●ボディを傷付ける事無く綺麗に外れました


●残ったニカワは綺麗にします


●ぬるま湯で固く絞ったウエスで取除きます


●強力では無い両面テープで張ります


●ピックガードの仕上がりです


●ペグを外してクルーソンペグが搭載されていたビス穴は塞ぎます


●ヘッドを磨きますと真っ白だったウエスがこの通りです


●ネックヒールの剥離は最大深度で3cm程度ですからで、隙間にタイトボンド3で接着
 すれば今後の心配は有りません


●徐々にトルクを掛けて行きますと、じわぁ~とタイトボンドが滲み出て来ればOK
 このまま半日固定しておきます


●6E側のサイドの割れ止めが2カ所剥がれてました


●クランプ固定が出来ませんので、マスキングテープでしっかり固定します


●LRBのエンドピンジャックを取り付けます

◆セッティングして行きます

●フレット、フレットボードも磨き込んで有りますので、既存の弦を使ってセッティングを
 確認します


●サイドの割れ止めはピッタリ接着して有ります


●ペグのビス跡の仕上がりです


●ネック裏はオイルフィニュッシ後に蜜蝋ワックスで磨いて仕上げる方法を選択しました


●ストラップピン2か所の仕上がりです



●既存の弦はワンランク上の012~ですから少し弦高が高めですが、指定の011~に
 交換しますと予定通りになりますのでご安心下さい

●LRBのM1をセットしてからご指定の弦に張り替えます


●セットしました



●弦を交換しますと、予定通りの弦高に仕上がってます


●ピックアップのセット角度とポーㇽピースの高さを調整して全ての弦が
 バランス良く出力される事を確認しました。
 最終的に2Bのポールピースは外してバランスを取りました

◆リペア完了後の画像です



●仕上がりましたのご連絡を差し上げましたら、11日のライブに使いたい!
 直ぐに工房にお越し頂きました。

◆試奏タイムです
 素晴らしいの一言です。
 前オーナー様が手放した事を少しでも後悔される様にと、気合を込めてリペアさせて
 頂きました。
  Doveのセカンドステージの始まりです!

🌸とってもたいへんよくできました🌸





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最終更新日  2020年02月08日 04時21分41秒
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