青春のギターリペア  K2ギターファクトリー

青春のギターリペア  K2ギターファクトリー

2024年03月21日
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カテゴリ: ギターリぺアー
◆Headway HD-112 
 ギターオーナー様は、MI様です
 サウンドホール際のクラックと、ネックヒールに開いた隙間の
 リペアのご依頼を頂きました

◆画像から確認して行きます

●良好なコンディションです


●シリアルナンバーから初期の生産モデルの様です




●ソリッドトップの宿命とも言えるクラックです


●バックのバインディングの上に僅かな隙間が確認できます

◆リペア開始して行きます

●1mm厚のエゾ松材を使ってニカワで接着固定します


●パッチを接着したニカワが硬化してから、全体にニカワを塗っ更に補強します




●ネックヒールの隙間にニカワを圧入してから、ラチェット式のロングクランプで半日固定して
 隙間が無くなったか確認します。
 隙間は完全に無くなりました


●全く手入れされていないであろう、フレットワイヤーを磨き錆びを落とします


●オイルを塗ってフレットボードの仕上がりです


◆弦を張り戻しましたので折角ですから試奏して見たところ、共振異音が混じって帰って来ますので
 場所を特定して対処します


●ノックテストをしますと、間違い無く異音が返って来ます


●バック側側4番の右に剥離が有ります


●バック側4番の左も剥離が有ります



●左右同時にタイトボンドを流し込んでクランプ固定します

●密着性を高めるため外部からボディランプを掛けます

●更にノックテストをしますと異音が返って来るのですが発生源が判明しません

●ブレーシングでは無い事が確定しましたので、後はここしか有りませんので
 確認しますと、プレートの周囲に浮きが有りました


●金属vs木材ですから接着剤を使わずに、両面テープで固定する方が確実と判断しました
 センター補強材に押し込まないと入らないので密着性は充分保たれてます

◆セッティングして行きます

●1フレットは1E&2Bだけ調整が必要な状態です


●6E/12Fは、2.75mmを僅かに超えてます


●1E/12Fは、2.75mmも有ります


●ネックはストレートに修正して有る事を確認しておきます


●サドルを調整する前にフレットボードのRを確認しておきます


●350Rで予定の弦高になる様にサドルを調整します


●先に1フレットを調整しておきます


●1フレットのクリアランスはOKです


●6E/12Fは、2.25mmで予定通りです


●1E/12Fも1.75mmで予定通りです


●リペアの完了です







🌻K2ギターファクトリー
  千葉県八街市 八街 に-67-3 
   代表 加藤 和久
   ☏ O8O-5376-O998 
   ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております





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最終更新日  2024年04月01日 07時21分33秒
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