殿上人日記

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2009年05月14日
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カテゴリ: 中津川より

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  近くのふれあい牧場の新聞折込広告には、ソフトクリームの
  割引券がついていたり、ゴールデンウィークにイベントを
  行う所は多く、そんな中でも家に帰宅したばかりの娘が
  ひときわ目を輝かせたのが、豚汁!

  スプラウト野菜栽培で有名な、中津川の「サラダコスモ」が
  チコリの焼酎を開発をされて、その蔵開きで試飲が出来て
  チコリ入りの豚汁も、来場者に無料で振舞われるというのだ


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  さて、ここで「スプラウト」とはいかに? 植物の新芽の事だ
  そうで、かいわれ大根やモヤシとか、ブロッコリーの新芽
  蕎麦の新芽などで、空心菜の新芽というのが気になる~

  では、今度は「チコリ」って知ってます? またの名を
  キクニガナ(菊苦菜)とも言いますが、フランス語での
  「アンディーヴ」が聞き覚えがあるのかも。ポケモンの
  チコリータは、この野菜をモデルに作らたそうだとか


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  19世紀に、ベルギーの農民が地下室に置き忘れていた
  チコリの根から黄色がかった長い葉が出ており、それを
  食べたら、おいしかったので栽培が始まったそうだ

  高さ60~150センチにもなり、青い花を付けるそうで
  その苗も売っていたが、新芽を食べたり、焼酎やお茶を
  作ったり、アイスクリームやクッキーもあるんだ! 


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  肝心の「ちこり焼酎ちこちこ」は市販品のほかに、限定の
  ものなども試飲ができて・・・・クセも無く美味しいお酒です♪

  直売所で、世界で一番硬いという殻つきマカダミアナッツを
  専用の殻割り機で、バキバキと割って試食が出来たのが
  楽しかった~

  おりしも新聞やテレビでは、莫大な税金がつぎ込まれて整備を
  された広大な農地が、企業の倉庫や商業施設、住宅地などに
  転用をされ、農地が急激に減っている状況が報道されている


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  昨夜見たテレビ番組では、米を作っても年間30万円にしか
  ならなかった農地が、何をしなくても250万円も借地料が
  入ってくると高齢の農家のお父さんは言っていたし、行政も
  米作からの税金よりも、大型商業施設が出来れば、地域に
  雇用も生まれるし、地域活性化になるという

  儲からず、苦労の多い農業だけでは食べてはいけないので
  農家の後継者は会社員となり、農業を支えているのは高齢の
  人たちが多い。実家の兄や甥も働きに出ており、片手間で
  農業をするのにも、昨年は体を壊し還暦を迎えてきつくなり
  今年から田んぼを人に貸して、土地代として食べるだけの
  米を貰うようになった。姉の家もだ


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  先述の立派な転用された農地も、農業を専業でしたいという
  意欲ある借り手の人たちもいるというのに、年々作付けを
  していた田んぼが減っており困惑しているとか

  農業では食べてはいけない農家、農業はしたくは無い農家
  農業をしたいと思うのに農地の無い人たち、農業では地域
  活性を望めないと思う行政。そして、ますます食料自給率は
  下がるばかり。さらに言うならば、地域活性化の為にと地方に
  作られ、農家の総領息子らが勤める工場は、昨年来の不況で
  閉鎖が相次いでいる


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  ところがだ。食料自給率は少なく、加工品などの原材料や
  製造までもが輸入に頼っていては、冷凍餃子事件のように
  安全性を確かめる術もないし、旱魃で小麦が値上がったり
  ユーロ高でチーズやワインが値上がったり、狂牛病で・・・と
  海外の農作物にばかりに依存をしていると、国際状況の変化に
  よっては、手に入らなくなる場合も起きてくる

  服は我慢できる。娯楽も我慢できるけど、食べていかなきゃ
  生きてはいけないし、高級なワインやキャビアならともかく
  ごく普通に食卓に並ぶ食材が、お金持ちにしか買えない
  ような金額になったら・・・・


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  ちこり村は綺麗に改装をされ、ギアリンクス活動を紹介する
  コーナーも出来ていた。「ギアリンクス」とは、ギは岐阜県
  アはアルゼンチン、リンクスは連携の造語で、食糧危機に
  備えて、南米に安定的な供給源を確保しようと、ここの社長を
  中心に民間の有志らが出資をして2000年に設立をされ
  以前にガイヤの夜明けでも取り上げられた

  アルゼンチンに1250ヘクタールの農場を取得して、良質な
  大豆やトウモロコシなどを日本に輸入し、パラグアイの日系人
  農協にも「母国の日本に食糧を輸出してほしい」と依頼をして
  協力関係を結び、殻の固いマカダミアもパラグアイからやって
  きたものだ

  パラグアイは世界有数の大豆の輸出国であり、遺伝子組換え
  品種の生産が世界中で拡大傾向にある中で、食の安全・安心を
  求める気持に応える為、非遺伝子組換え大豆の栽培を続ける
  農家が大勢おり、豆腐業者などから注目をされているそうだ


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  テレビでやっていたが、北欧の漁師の給与は医師並だそうだし
  スイスの消費者の奥さん達は高かろうが悪かろうが、輸入物
  ではなく、自国スイスの食品を食べるようにしているという

  スイスは、これまでやってきた補助金方式による農業の保護から
  食料供給の保証、有機農業の基盤の確立、牧場とアルプスの自然
  風景の保存、過疎化の防止及び人口の分散、という農業の4つの
  目的を明示し、環境を考慮した農作物生産を行う事が証明される
  農家に対する直接支払いをするようになったそうだ
                  (農林水産省ホームページより)


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  行政も、企業も、消費者も、生産者も意識を変えなきゃね

  それまでは捨てられていたチコリの根からだって、焼酎が
  作れたんだから、農業だって捨てたものじゃないかもしれない
  知恵と意欲があれば道は開かれるもの


  日本農業の今後を憂いながら、地産地消に協力をする為に
  今夜は飛騨牛だなどと思いつつ、中津川市で第一日曜日に
  行われている「六斎市」に、ほろ酔い気分で繰り出した
     (しらふの旦那、すんません。豚汁だけで)


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  江戸時代に中津川宿では毎月3と8がつく日は、六斎市と
  呼ばれる定期市が行われて、東濃はもちろん、隣接をする
  木曽、飛騨、三河のモノが売られて賑わいをみせたそうで
  1年前から、町おこしで六斎市が行われるようになった


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  今回はゴールデンウィークに重なり、他のイベントもあり
  息子のいた吹奏部も、公園で演奏会をしていた。懐かしい


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  当時の演目も残っており、小さな女の子もかぶりつきで
  楽しんでいた


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  そして中津川といえば、やはり「栗きんとん」というように
  和菓子で有名で、各店が出品をしていた。ただし季節モノの
  栗きんとんは無かったが、栗饅頭や、栗納豆、栗きんつば~


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  お土産には川上屋の六斎餅と、すやの500円のお楽しみ袋

  今年のゴールデンウィークも近場観光で終わりそうだ。って
  ETCは出番は無いの? その顛末は次回で。つづく!


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     平成21年5月3日に中津川市で撮影(夕日のみ5月9日)







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最終更新日  2009年05月14日 16時18分36秒
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