ある障害者の独り言

ある障害者の独り言

DVD作成5


何枚かコピーした家から、運動会の画像に異常が見られると連絡があり、コピーをストップしたそうだ。すぐに制作委員の人がうちに来て、私が持っているマスターDVDを一緒にチェックして見た。コピーしてくれた人の説明では、映像に帯状のぼかしが入って、鑑賞に耐えない状態だと言う。一緒に見てみたがそんな事は無かった。しかし、目を凝らしてよーく見てみると、言われる部分の映像がぼけている。ピンボケのような状態の帯が、映像の下と真ん中に2本入っている。しかし、私の家の機材で見る限り、鑑賞に耐えないほどほど酷くはない。
他の行事は何とも無いので、ファイル変換時のトラブルでは無いだろう。元データを確認してみたらあった。元データが600×480サイズなので、そのまま見たのでは気付かないが、全画面に拡大して見たら確かにぼかしが入っている。細かく編集して切ってあるが、一つ一つ見てみると全部に入っている。DVDで酷い部分は、元データも酷かった。
これで見る限りは、取り込んだ時のトラブルでは無い様な気がする。ぼかしが入っている場所が、どのクリップもほとんど変わらないのはおかしい。変換時のトラブルなら、あんなに一定の場所には入らないはずだ。最も考えられるのが、ビデオカメラのレンズの汚れだ。あの日は朝から強い雨が降っていて、何とか上がって決行したはずだ。私も音響資材の確認に行って、校長先生と話したので覚えている。レンズに着いた水滴を拭った後に、結露したのであればあの画像は説明が着く。時間によってぼけ方が違う事も含めて。もしそうであれば、これは今からではもうどうしようもない。
昨夜はそういう私の意見を、制作委員会側に伝えて貰って、今後の対策を検討してもらう事にした。元画像があの状態である以上、編集ではどうも出来ない。夕べの案としては、事情を説明した文を添付する事で理解を求めるしかない、と言う事で対応してもらう事を提案しておいた。
私の家のテレビは25インチのアナログなので、40インチ前後のハイビジョンテレビで見ると、きっとあのぼかしが拡大されて見るに耐えないレベルになるのだろう。DVDデッキとディスクの相性も含めて、それも説明文に一筆加えた方が良い。去年、娘の卒業記念DVDの時は1学級だったので、不具合が出ても個別に対応出来たが、今回は200枚以上なのでそんな訳には行かない。何でも規模が大きくなると、色々大変な事が起こってくるんだなあ、と改めて感じた一件でした。


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