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February 9, 2006

【備忘】パクリ投資？？？（笑）

(17)

テーマ：株式投資日記(22850)

カテゴリ：資産運用

さて、今日も私見をバリバリに述べましょうか。

随分と狭い世界での定義づけですよね。「パクリ」って。
面識のある人同士だけの間の小さな世界で、真似するとかしないとか･･･

投資業の世界は広いんです。それこそ無数の参加者がうようよ居る。

狭い世界にこもっていると、それこそ本物の広い世界に置いて行かれてしまうし、
心まで狭くなっちゃいますよ（笑）
もっと鷹揚に構えて考えませんか。違うことにエネルギー使ったほうが健全ですから！

他人が先に買って、自分が後に買って、といったようなことはまったく気にする必要はありません。

100％親会社として持分を1人で独占していない限り、
またIPOと同時に株主になるのでない限り、
常に上場会社には多数の株主が同時に共存していますから（笑）

どんな時価総額規模が小さい会社でも、ジャスダックとか新興市場に上場しているからには
常時500人とか800人とか、その程度の数の株主が必ず居るんですから･･･

「あなた」よりも先に、多くの株主が居るんですよ。

ですから、そもそもこういった「買った順番の後先」の話はナンセンスなんですね。

また、いくら「優秀」な投資家だと言っても、
すぐに売ってしまう方々がほとんどのような気がします。

何ヶ月もしないうちにすぐに売って回転する方がほとんどですので、

あっという間に株主でなくなってサヨウナラしちゃうんですから。

そんなわけで、
『あなたは誰々の銘柄をパクっただろう、いや、これは私が先に買った』
というやり取りは不毛なんです（笑）

やはりポジショントーク的なことは避けて、

結論としては、「良い会社を最後まで持ち続けた人」が最大の勝者になるわけです。

買った順番の後先の問題ではないと思います。売る順番が問題なんです。
売る順番が遅い人ほど儲かる。いや、良い会社ほど売ることは考えないほうが良い。

究極には、『売らない人が一番儲かる』というのが株式投資の真理です。

あれ？私、何かおかしなことを言っていますか？

でも確かにそうですよね、株式を売らない人がこの世で一番儲かっていますよね。

マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ。
彼は創業以来、上場時の保有比率を下げるための売出し以外では、
自社株を25年間一度も売っていません。

彼の持ち株の中に、マイクロソフト隆盛の歴史がまるまる詰まっているわけです。
ビルは、「売ったり買ったりしている投資家」ウォーレン・バフェットの3倍も金持ちです。

ここ数年で資産をばく大に増やした一般の方を何人か見てみると、
レバレッジ効果が強烈に期間限定で働いていることの成果がほぼすべてだと見ています。

そういった方々ですら、短期の回転売買を繰り返して
少々の利益をちまちまと回数積み重ねているだけで、
実は企業の最大利益を取り逃がしている可能性もあります。

徹底的に調べてせっかく良い会社の株主になったにもかかわらず、
何かと自分に都合の良い理屈をつけて早々に売ってしまい途中離脱していく人には、
最大利益は転がり込んではこないでしょう。

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