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2009.09.11
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カテゴリ: 発掘インタビュー
【本田圭佑インタビュー その2】

《日本代表話には微妙なリアクション》

──星稜高校への進学を決めたのも、オランダへの移籍を決めたのもそうでしたが、じつは何事にも準備怠りない慎重派だったんですね。
本田 こう見えても意外とね(笑)。
──フェンロー(VVV)の移籍会見ではオランダ語で挨拶してたけど、ずいぶん前からオランダ語の勉強もしてたんですか。
本田 いや、ボクはいまだにオランダ語をまったくしゃべれないんです。オランダ人は英語がうまいんで、英語でコミュニケーションをとってます。ボクの片言の英語でも、なんとか会話を楽しめてるんで。
──英語の家庭教師はつけてるんですか。
本田 1週間に1回だけチームの人につけてもらってますが、あとは自分で勉強するしかないですね。だから英語の先生について勉強する時間が、ちょっと足りないですよね。1週間に1回だけじゃね。なんとか自分でやってるっていう状態です。
──このまま英会話を身につけていくと、将来の視野もグッと広がりますよね。
本田 そうなんですよ。プレミアリーグも含めて視野に入ってきますから。やっぱり英語を最初に覚えたいなって思ってたんで、その意味でもオランダを選んで良かったですよ。オランダ語は、まったく覚える気がないですから(笑)。だってスペイン語なんかと違って、使える地域が限られてるでしょう。
──ところで去年の夏、若くして結婚したというのも「サッカーに集中したい」という理由があったんですか。
本田 その通りです。海外へ出ていくというタイミングでもあったし、それにやっぱり、スポーツ選手はプレーに集中することが大事だと思ってるんで。小さなことでパフォーマンスが下がるっていうことが、実際にあるんでね。そういう意味じゃあ、支えてくれる人が近くにいるかいないかで全然ちがってくると思ってましたから。そういう考えが、23歳で結婚するというきっかけになりましたね。
──フェンローのほかに移籍できる可能性があったクラブはなかったんでしょうか。
本田 ほかにはなかったですね。フェンローだけだったんです。セフ・フェルフォーセンに紹介されて、フェンローで練習させてもらったんです。まぁ、テストみたいなもんですよね。向こうへ行くまでは何も決まってなくて、とにかく行ってみないと何もわからないというような状態だったんです。「なんとか契約にこぎつけたい」というイチかバチかのような選択だったんですね。「なんとか自分の足で認めさせるしかない」っていう感じで。テストを受けるときにPSVのBチームと練習試合をしたんですよ。それがボクにとってのテストだったんですよ。
──セフがPSVの監督をやってたから実現したんでしょうね。
本田 そうですね。それもあって組まれた試合だったんでしょうね。話が早いですから。で、その試合で1得点、1アシストを決めたんで、「これでもう契約は決まったな」って、ボクのなかでもそんな自覚をもってましたよね(笑)。その結果、契約もできたし、良かったなと。

本田 攻撃的な部分ですかね。フリーキックだったり、ボールを持ったときに常に攻撃の起点になっていくという姿勢の部分だったり。チームにも「チャンスを演出する」という部分が買われたんじゃないかと思います。
──プレースキッカーは入団当初から任されてたんですか。
本田 そうですね。「その一人」としてですが。
──フリーキックの球の質はオランダで変わりましたか。
本田 まずボールが変わったんで、逆に日本で蹴ってたようなキックが蹴れなくなってしまったんですけどね。オランダのボールは日本よりも少し重いんで、たしかに球質も変わったような気はしますね。
──どんなふうに変わりましたか。
本田 オランダのボールは、正しい回転をしやすいんですよ。そういうボールを2年間ずっと蹴ってたんで、当たり前のキックを当たり前に蹴るのが巧くなったんじゃないかと思います。日本では回転しないボールだとか、どう変化するかわからないようなボールだとか、そういう変則的なキックの練習ばかりしてたんでね。だからオランダに行ったら、基礎中の基礎のキックがまた一つ巧くなったっていうか、あらためて初心に戻らされたという感じですね。
──ボールの質によってキック技術も変わってきたということですね。
本田 そうだと思います。
──昨季の16ゴールのうち、フリーキックから直接決めたのはいくつぐらいあるんですか。
本田 2点しかないんですよ。しかもリーグ終盤になってからですね。それまではゼロだったんです。
──それまでゼロだったのは、たまたまだったんですか。
本田 日本とは質の違うボールに、最初の頃は慣れてなかったんでしょうね。それで最初はフリーキックを決めることができなかったんじゃないかと思います。
──日本代表にも俊輔、ヤットというフリーキックの名手がいますが、彼らとフリーキック談義みたいなものをかわしたことはあるんですか。
本田 いや、とくに話はしてないですね。向こうから話しかけてくれるということもあんまりなかったし。
──いまの代表の雰囲気ってどんな感じなんですか。
本田 ……。皆んな仲はいいんじゃないですか。
──個人的な意見なんだけど、今の監督が南アフリカで指揮を執るというイメージがどうしても沸かないんですよね。
本田 ……(笑)。ああ~、そうですかぁ。まぁ……。
──でも協会は何も手を打ってこなかったわけだから、このまま行くしかないんですけどね。
本田 岡田さんで予選を突破したわけですからね。
──ルイス・フェリペを含め、「名将」と言われる監督が暇してたんですけどね。
※ルイス・フェリペ・スコラーリ 97年にジュビロ磐田を率いた経験をもつ。01年にセレソンの監督に就任し、チームにペンタ(5度目のワールドカップ優勝)をもたらせた。04年ユーロではポルトガル代表を準優勝に導き、08/09年シーズンからチェルシーの監督に就任。09年2月に解任されたあとはフリーとなっていたが、日本協会が彼を代表監督にリストアップした形跡は窺えてない。その間隙をついた09年6月、ジーコのあとを受けてウズベキスタンのFCプニョドコル監督に就任した。
本田 ああ~、はいはいッ。







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最終更新日  2009.09.11 21:58:09
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