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プリンタポートチェッカーの操作の説明をします。
単方向通信のみサポートしている9801シリーズのプリンタポートが正常に動作するかの確認は、
PC側から周辺機器側に送られる
・DATAの8本のライン
・STROBEの1本のライン
周辺機器側からPC側に送られる
・BUSYの1本のライン
の合計10本のライン全てが、操作したとおりにHIGHまたは、LOWに移行するかを見ることです。
まずは、簡単な方法である、Arduino nanoに結線したLEDを確認する方法です。
とは言っても、Arduino nanoの電源供給は、USBポートなので、どのみちPCに接続して作業する場合は、その9を見てください。
こちらは、LEDなどの機能を示しています。但しこれは、作成者の配線や部品配置によって異なってきます。
私が作成したもののLED配置は写真のとおりです。
BUSY信号のみArduinoのオンボードのLEDを使用していて、合計10個のLEDでプリンタのラインの状態を確認することができます。
98ノート側で、作成したPRNCHK.BATをDOS環境(又はDOS窓)で保存したフォルダにカレントディレクトリを移動してから実行します。(PRNCHK リターン)
起動すると0-7、S、B、Qのキー入力が表示されます。
入力するキーでの動作は以下のとおりです。
・0:bit 0をHighにする(0b00000001をプリンタポートに出力する)
・1:bit 1をHighにする(0b00000010をプリンタポートに出力する)
・2:bit 2をHighにする(0b00000100をプリンタポートに出力する)
・3:bit 3をHighにする(0b00001000をプリンタポートに出力する)
・4:bit 4をHighにする(0b00010000をプリンタポートに出力する)
・5:bit 5をHighにする(0b00100000をプリンタポートに出力する)
・6:bit 6をHighにする(0b01000000をプリンタポートに出力する)
・7:bit 7をHighにする(0b10000000をプリンタポートに出力する)
・S:STROBE信号のON/OFFをトグルする
・B:BUSY信号の状態をモニタする
・Q:スクリプトを抜けてDOSプロンプトに戻る
まずは、プリンタポートのデータラインのbit 0をHighにしてみます。
0を選択すると、Arduino側のbit 0に相当するLEDが点灯すれば、データラインのbit 0が正常動作していることを確認できます。もしLEDに変化が見られなければ、98ノートのプリンタポートのbit 0が故障していることになります。
途中、98ノートとArduino間のネゴシエーションのため、STROBE信号やBUSY信号に変化します。
正常に終了して、次の入力の待ち受けになった場合は、98ノートのプリンタポートのSTROBEとBUSYが正常であることが判ります。98の画面で、Waiting.....と表示される様な場合は、STROBEまたはBUSYが故障していることになります。

DATAラインは8本あるので、bit 0からbit 7まで順にこの作業を繰り返します。
これらが、正常動作した場合は、98ノートの単方向データ通信に問題はなく、正常であるという結論になります。
その9では、Arduinoのシリアルモニタを使用する方法を示します。
98ノートのプリンタポートチェッカー (PC-… 2022.05.06
98ノートのプリンタポートチェッカー (PC-… 2022.05.06
98ノートのプリンタポートチェッカー (PC-… 2022.05.06