「杉の花粉」の独断と偏見に満ちた愛読書紹介コーナー

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○ 職場を辞める検討を始めました。

職場を嫌う・・・辞める検討を始めました。

 平成18年8月31日、 午前11時過ぎに職場の上司から電話 があります。

『職場復帰面談』の予定 をメールしたので 期日までに回答して欲しい とのことです。
 月曜日は通院の予約が入っていますから、それを外せばOKです。
電話 『4回』の『職場復帰面談』の予定日を聞く 特に問題ない ので OKですと即答 します。

 電話を切ってからパソコンを立ち上げ、 メールを確認 します。
 確かに 上司からメール が入っていました。

 電話の通り、 9月から10月にかけて『4回』の『職場復帰面談』が予定 されており、 9月1日から毎日、一日の行動を記入する『職場復帰面談用資料』が添付 されています。

『休職』 「充分な休息を取ることが最も大事な時」 に、 既に職場復帰の日程が組まれているような気 がします。

非常に憂鬱 になります。

昨日も上司からメール が来ており 「『職場復帰後』は、簡単な仕事に従事してもらう予定です」とありました ので、 『御一考を!』と返信 しました。

『営業』 なら兎も角、 私の通常の仕事 『事務』 です。
『炎天下の屋外で1日中作業をする』など論外 ですが、 私の『うつ』の回復 体力は余り関係ありません。
それよりも『環境の変化』が精神的に堪えます。

『病気休暇』 から 『休職』 まで用意されて 『職場復帰プログラム』 まである 公務員職場 は、 民間企業から見れば非常に恵まれている とは 感じています。

でも「うつ」については、全く判っていません。

『楽な仕事をさせれば良い』と考えていただくのは結構 ですが、 『通常の仕事』に戻してもらった方が何倍も『楽』 なのです。

前の職場も同じ考え方 でした。

「うつ」から職場復帰 したら 『日がな1日、ボーっとするような事務的雑用』が待っています。
ハッキリと言って職場復帰の意欲が完全に削がれてしまい ます。

「うつ」 頭が鈍る訳ではありません。
反対 『頭が廻り過ぎて歯止めが効かず内向してしまう』状態 なので 「うつ」が発症する のです。

その「うつ」の回復期 『簡単な仕事(雑用)』 などを 遣らせられては『精神』が持ちません。

『通常の状態より激しく回転している状態』で急停止させるようなものです。
機械 なら 完全に壊れてしまいます。
人間の頭 同じようなものじゃないでしょうか。

「うつ」の回復に必要 なのは、 『簡単な仕事』ではなく、『完全な休息』です。
『通常の仕事』 をして、 1時間毎に『完全に10分程休息する』ことが大事 なのです。

 また、 『休職』から『職場復帰』するまで2ヶ月間、毎日の行動を記録するなど論外 です。
は、 意地になって日記を書き続けて いますので、 『そう問題も無いか』と諦めていますが・・・。

「うつ」 過去の記憶を思い出すのを嫌います。
ですから、『キチンとした精神科医』 なら、 直接、「うつ」になった経緯など一切聞きません。
現状を見て判断します。
「うつ」を発症した経緯を聞いてしまった ら、 「うつ」患者 発症時の状況を『追体験』してしまいます。
再び「うつ」が発症した状態に『精神』が戻ってしまいます。

「うつ」から回復途上にある人間 『発症時の要因は?』なんて事細かく書かせる『資料』 や、 未だ『休職期間』にある間 から 『1日の行動は?』なんて書かせるのは異常なこと だと考えます。

何をしているかと聞かれても、「復職に併せて充分な休息(=眠る)を取っている」に決まっているじゃないですか。

「小まめに今日1日こういう事をした」なんて考えさせる のは、 「うつ」の回復を邪魔する意味しかありません。

職場復帰の直前 『健康診査会』が開催 されます。
そこで職場復帰出来るか如何か判断する ようです。

その『審査会』の為に必要な『資料』 が、 先述 した 『発症時の要因は?』なんて事細かく書かせる『健康診査会基礎資料』 『毎日の行動を記述させる『資料』が必要な『休職中『4回』も開かれる『職場復帰面談の記録』』 です。

『健康診査会』 には、 レッキトシタ精神科医 参加するはず です。

何でこんなに『馬鹿げたシステム』を立ち上げた のか 理解に苦しみます。

屹度、「うつ症状」の患者など診察したことのない『行政医』 なのでしょう。
 もし、 「うつ症状」の患者を診察したことがあって、こんな『馬鹿げたシステム』を創ったとすれば、その精神科医は完全に『無能』 です。

「うつ症状」からの職場復帰に必要なのは、『復帰時点の主治医の判断』。
 そして 極力『環境の変化』がない従来の仕事への復帰。
この2つだけが非常に重要です。

『うつ症状』発症時の状況 主治医がそれとなく聞きだして います。
 それに 定期的に通院している ので、 『休職中の状況・行動』 主治医が一番良く知っています。

「うつ症状」の患者 『馬鹿げた『健康審査会』の準備資料を作らせたり、『休職中に4回も職場に呼び付け『面談』する』 よりも、 『判らなければ何度でも主治医に聞け!』 腹が立ちます。

『こんな組織は辞めよう!』
昨日のメールを受け取った時点 から 真剣に考えています。

公務員だと甘えていました が、 『診察したこともない『行政医』や人事担当職員の判断で、理解不能な事を遣らせる組織』 など スッパリと辞め て、 完全に「うつ」を治し、新しい仕事を考える良い機会 なのでしょう。

40歳を過ぎて新しい仕事が見つかるか如何か 非常に不安 ではありますが、 この『組織』に属していたら『一生「うつ」からは回復しない』と漸く判ってきました。

 取り敢えず、 『職場復帰面談』を受けながら、如何するのか決断しようと思っています。
 もし、 会社などの組織の人事関係者 で、 この日記を読んでいる方がいるとすれば・・・マズいないと思いますが・・・。

上述したように「うつ」症状は、『交通事故』からの職場復帰とは違います。
非常にメンタルな部分が重要 です。
そこをキチンと考えて いただき、 私のような状況にならないよう 気を付けてあげてください。

『本人から自発的に辞職を求める』ことをお考え なら、 「わが組織の方法」 非常に有効ですので、御活用ください。


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