裏・白鳥の世界 Will,Kirkham

ウィル・ケンプのSwan Lake
  Will Kemp in DVD Swan Lake in London,1996


 ゲームにも最近は「表」ヴァ-ジョンと「裏」ヴァージョンがあるらしい。
 実はAMP[SWAN LAKE]にもあるのです。『裏』が。
 それはアダム・クーパーのSwan Lakeではなく、 ウィル・ケンプのSwan Lake なのだ。ウィル君、ウィル君と追っていけばアナザーストーリーがそこにあるのです。ただしDVD/ビデオ版です。
 1幕では女王の愛人も勤める廷吏。女王の小鳩ちゃん。いつもボクを誘ってくれる。今日もいい思いしちゃうぞ~
 スワンク・バーではロックスター。(エルビス?)
 2幕ではBig Swan。いつもセンターステージで踊っている、群れのセカンドリーダー。性格はかなり凶暴な白鳥なのだ。
 3幕ではイタリアのエスコート。こいつもすごく凶暴で嫉妬深く暴力的な男。

よおく見てるとそこにボーンのウィルへの強い愛情が感じ取れますよ!
 3幕。宮廷の入り口。報道陣が待ち受ける中やってきたイタリアのエスコートとイタリアの王女。この娘ははっきりいうと淫乱女で男と見ると誰でも手を出す。ウィル君は心配でたまらない。かっかきているのでつい、しつこいカメラ小僧を殴り倒してしまう。このキャラクター、ショーン・ペンみたい。
 パーティが始まるとやはりセンターで踊るのはウィルのカップル。俺の踊りが一番さ!ところが女王と王子が踊りだすと場所を空ける。そうこうするうちにストレンジャーが現れる。スペインの踊りが繰り広げられる中、ふと横を見るとストレンジャー(どこの馬の骨か分からん男)が俺の女と乳繰り合っているではないか!
 「おい!」激しくテーブルを叩く。するとストレンジャーは「(やるか?)」女は「やっちゃってよ、こいつ、しつこいんだから、」という目つき。そして女が乱痴気騒ぎを繰り広げ、事態の収拾におおわらわのウィル、完璧にきれる。(今回の舞台でイタリアのエスコートにストレンジャーが最後にタバコの煙をふきかけるという演出が付け加えられていたが、これもやりすぎじゃないの?アンドリュー?という気もちょっとしたけど、まあいいか 笑えたので)
 そしてパーティがますます盛り上がって、ついにストレンジャー女王ほか全員での群舞、そのときウィルはど真ん中のアダムの後ろで踊っている。まるでストレンジャーにはりあうように。踊っている相手はなぜかイタリアの王女ではなく別の人でイタリアの王女もほかの男と楽しく踊っている。踊りが終わると、また嫉妬心にかられ女を取り返しに行き「ほんとにあなたっていちいちうるさいのね!」と女と痴話喧嘩している。そうしているうちに王子が錯乱しピストルを振りまわす。「おーし、俺の出番だあ」とばかり男気のあるウィルはピストル奪いに行くがあえなくピストルつきつけられて降参する(これは今回の演出ではピストルとりあげに行くのはストレンジャーだった)そして、ガールフレンドが撃たれ、ウィルはガールフレンドの死体(?)のそばにひざまずき、「やっべえよ~コレ。死んでるよォ」というところで3幕が終わる。


6月11日 よっしーさんからメール 
裏・白鳥の世界 パート2「カーカムざます!」
Private Secretary , Steve Kirkham was also in the DVD Swan Lake in London ,1996.Did you know that?


さて「裏・白鳥の世界」はウィルだけでなく、もう一人大事な方が・・・KimやDavid Rhys好きな方はDVDで彼の姿を観ながら、思い出に浸っている事でしょう・・・そうスティーブ・カーカムです。
1幕では女王のエスコートとして、Swank BarではJoe Ortonキャラ、2幕ではCygnets、3幕ではAutograph Hunter。とくにロイヤル・ボックスの中の彼とサインを求めて必死な彼がおすすめ。これらの演技は最高です!おかしいのなんのって!!
ここにももうひとつ裏の(笑いの?)世界があるので、特集してくださいませ。とsyevaさまを頼る・・・。あ、特集したところで誰も興味ないですか~?

>あれ以外にも1幕、3幕にもいますので・・・彼の場合はAndrewのように血眼になって探す必要もないですし、ある意味ウィルより注目度高いです?なんといっても楽しい! 


 6月24日 よっしーさまからの書き込み

DVDのカーカム:最もわかりやすいのは、1幕OPERA HOUSEのシーン。女王の後ろに立つ彼、注目です。
木の精が倒され喜ぶGFと思わずいっしょに拍手してしまい、執事ににらまれたり、音楽に合わせてリズムをとるGFの後ろで同じくリズムをとるカーカム。女王がGFの手を止めた時のカーカムの表情が○。
ここで顔を覚えれば、もう大丈夫?!どこにいてもすぐ発見できます。


Steve
Steve Kirkham’s Autograph
Presented by Jaki. Thank you, Jaki!



カーカムも出てたんだ?
 皆様も探してみてください…

Sheva ; よっしーさん、見つけましたよ!カーカム。サイコーですね。上記以外に
 第1幕 王子を台車に乗せて遊んでいる廷吏。女王と共に退出する廷吏。
 第2幕 小さい四羽の白鳥。笑いとってます。
 第3幕 スペインの踊り。左の手前で目立っている。
 ナポリの踊り。イタリアの王女をテーブルから降ろす。周りで踊る男性達のひとり。
 王子をあざ笑う男たちのひとり。
 コーダ(男女の群舞)ではウィルの前で踊っている。
 王子が女王に思いっきり殴られるとき、後ろでアラ~と見てる。
 死んだガールフレンドの回り(左側)で心配そうな顔をしている。

 やはり女王のエスコート、蛾のバレエのカーカムが最高です!いい味出してます。すばらしい。

7月14日 From  よっしーさん  ~DVD補足~

 3幕各国の王女が入場するシーン。
Press看板の横でスタンバっているねずみ男がカーカムです。(一見わかりませんがほら口元が!)サイン・コレクターその1で、その2のウォーキンショーくんにコレクションを自慢しています。そして来賓が入場してくると「はぁ~い!」と満面の笑みでフレンドリーに声をかけます。そしてここから動き、激しいです。
誰かに後ろからどつかれたように前へ倒れこみ、ウォーキンショーくんのためにガードをしてあげ、車が入ってくれば、なぜかナンバーをチェックし、カメラマンのひじが当たれば、Press看板に激突する・・・もうコテコテのオンパレード!
そんな一生懸命な彼を見ていると、「ウィル~、サインしたれよ~」と思ってしまいます。
で、この後吉本新喜劇ばりのコケが入り、最後はドアマンのサインをもらって満足、満足。
・・・もう大ウケ間違いなし!
この役が相当気に入っているのか、カーテンコールもこのねずみ男で登場。わざわざ着替えてくるか?やっぱり別人?とちょっと不安になるんですけど・・・
なぜDVDのカーカムを見つけたか?・・・愛ですよ!愛!・・・とか言いたいところですが、これはマシューのインタビュー本にヒントがあります。(なつむさんのHPにも出ていますが)
“MATTHEW BOURNE and his Adventures in Motion Pictures”(ISBN057119706X)という本で、マシューの最初の作品から「シンデレラ」までを、何からインスピレーションを受けて作ったのかとか、この振りがどうやって付けられたかとかが出ています。で巻末に作品の初演の場所やキャストが出ているのです。すでにご存知でしたら、ごめんなさい。

 shevaさまにDVDのカーカムを観ていただけてよかったです。
でも実はこれは悪魔の誘い?一度発見してしまったら、彼が目にとまってしまいますよぉ~。

Kirkham and Curto
Kirkham in Japan







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