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オペラ通で英語英米文化学者の「名古屋のおやじ」様ご一行に日生劇場の「ルチア」鑑賞時に遭遇!ありがたくも、話題の「パリのオペラ座展」について原稿をいただきましたので記事化させていただきます。***パリ・オペラ座−響き合う芸術の殿堂|アーティゾン美術館 (artizon.museum) アメリカ人の同僚が日生劇場に行ってみたいということで、今回の『ルチア』鑑賞となったわけですが、エドガルドのテノール、素晴らしかったですね。ちょっと力いっぱいという感じもしましたが。 そして多声のアンサンブル、あれほどの水準のものはなかなか耳にできませんよね。 森谷真理さんの幅広いレパートリーには本当に驚かされます。ちょっとチュリル・ステユーダーを思い出したりもします。 オペラの前に、ちょっと訳あって、19世紀に一世を風靡したグランドオペラ関係の展示を見てみたかったので、京橋のアーティゾン美術館で5日から始まったパリのオペラ座展を見学しました。 想像以上に充実した展覧会でとても驚きました。美術館のサイトには言及のないヴェルディの『ドンカルロス』、ワーグナーの『タンホイザー』のバッカナール、グルックの『オルフェオ』、ロッシーニの『ギョームテル』等々の自筆譜、ガストン・ルルーの『オペラ座の怪人』(有名なミュージカルの原作)の自筆原稿なんてのもありました。 今回一緒だったアメリカ人の同僚のお母さんは、ナチス侵攻まえ、パリのオペラ座でバレリーナとして踊っていました。 パリ時代、バーンスタインたちが作った『オン・ザ・タウン』の初演のアイヴィー・スミス役だった日系のダンサー、ソノ・オーサトと同じバレエの先生のクラスにいたことがあるそうです。彼のお母さんは、渡米後、旧メトなどで踊っていたとのこと。 戦時中ドニゼッティの『連隊の娘』(マリー役はリリー・ポンス)がメト上演された際に、アメリカのフランスへの連帯を示すために「ラ・マルセイエーズ」が挿入されたことがあるのですが、そのときも舞台上にいたそうです。 このエピソードは有名で、東京女子大の名誉教授 佐藤宏子先生が訳されたメトの歴史を扱った本には、その舞台写真が掲載されています。彼のお母さんもそのなかにいます。この時の録音が残っていて、彼を通して彼のお母さんに差し上げたのですが、涙を流しながら、当時の思い出話をされたとのことでした。*** 大きな歴史の流れの中に翻弄されるカルチャーとそれでも確固として存在した個、先生の専門分野ですね!素敵な逸話をありがとうございます。 「名古屋のおやじ」さま、いつも感謝です!
2022年11月17日
唯一写真撮影OKのお部屋のオブジェ。SNS掲載可能(現場で確認済)松本市美術館企画展草間彌生 版画の世界2022年7月23日(土) 〜 2022年9月25日(日)会場 松本市美術館 企画展示室観覧料 当日券 大人:1,200円***セイジ・オザワ 松本フェスティバルを訪れた方はぜひ、松本市美術館にも寄ってみてほしい。松本市美術館はまつもと市民芸術館の道路を挟んだ反対側の隣のブロックにあります。草間彌生展が開かれており、都内と違って人が少ないためゆっくり鑑賞することができます。本当に内容がすばらしく、魅了されます。松本市美術館 外観
2022年08月24日
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