ユウ君パパのJAZZ三昧日記

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2022.02.12
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カテゴリ: 将棋




渡辺明王将に藤井聡太竜王が挑戦する第71期王将戦七番勝負の第四局は11日から、東京都立川市で指され、12日午後6時23分、114手までで後手番の藤井君が勝ち。4連勝でタイトルを奪取、史上4人目となる五冠を最年少の19歳6カ月で達成。



封じ手は71手目 ▲2二歩打の局面。渡辺さんにと金で攻めてくるので、ここは藤井君も飛車の利きで攻めないとマズイ局面。藤井君の封じ手は大方の予想通りで72手目 △7六歩打。それでも、ここは渡辺さん僅かながら優勢の分かれ。

以下、▲2一歩成、△5三角、▲8八銀。最後の13分の考慮時間で指した75手目▲8八銀。銀を当たりから逃げて普通の手に見えたが、何とこの手が形勢を損ねることになった。

次の藤井君が29分の考慮時間で指した76手目△4四銀が好手。ここで形勢が容易ならざる状況と見た渡辺さんが109分の大長考に沈む。実戦は77手目▲2二とと金を引いて、金取りを目論むが4三の位置に金が逃げるスペースが出来ていて、3二に居た金が「柳に風」とばかりにかわせるのが大きい。

75手目▲8八銀に代えて、飛車に銀を取られるが▲7六同銀と目障りな歩を外して7七に歩を打てば飛車を抑え込めた。これなら渡辺さん優位を維持出来たようだ。感想戦で「▲7六同銀と取らないとイケないほど切羽詰まっているという認識がなかった」と振り返る渡辺さん。

渡辺さんのブログの振り返り ​で

封じ手開封直後、次の▲88銀では▲86銀が勝りました。対局中はここが重要な分岐という認識はなかったのですが、藤井竜王は局後の第一声で▲88銀△44銀で感じが良くなったと言っていたので、この辺りの判断の差がそのまま結果に出ています。

とのことで、▲7六同銀は出来なくても▲8六銀なら未だ優勢を維持できたようだ。




藤井君の92手目 △3六歩打も渋い一手。△3六歩では△5六歩や△3四金~△6六桂が有力だったが、藤井君の指し手は△3六歩。次に△3七歩成と桂を取りながらと金を作っても先手玉が詰めろではないが、挟撃態勢のと金になる。先手にもそれに優る速い攻めがないと見越していたか。△3六歩に渡辺さんが手を止めた。本局最大の勝負所。ここでH Zettrioのライブが始まったので、棋譜中継を観るのを中断。

ここも渡辺さんのブログの振り返りで、

ここは最後の長考で▲64歩が本線でしたが、成算が持てず、本譜は苦し紛れでより悪くなりました。▲64歩の変化も読み切られていたようで
(それも簡単な変化ではないのにいつも感想戦がエグい)

とあった。

渡辺さんの実戦での選択は93手目 ▲8三角打。6五に馬を成り返って、攻防の馬にしたい狙い。▲8三角打以下、△7三飛▲6五角成△3七歩成の進行。




98手目 △6四歩打、104手目 △5四桂打で攻防の馬を自陣近くから6七の位置まで追いやった藤井君の責めも手厳しい。










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最終更新日  2022.02.13 12:29:06


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