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2023年07月26日

【学び直し】FP２級について備忘録

テーマ： ★資格取得・お勉強★(39355)

カテゴリ：語学・資格・学び直し

2023年5月28日（日）に実施されたFP協会の試験で、FP２級に合格しましたので、いくつか気づいたことを備忘録的認めておきます。

■FP2級試験
年に3回受験機会があります。ちなみに今年度は以下の通りです。
2023年5月28日（日）、2023年9月10日（日）、2024年1月28日（日）
試験は学科と実技の2種類があり、午前・午後で行われます。
両方合格点（それぞれ６割）を満たせば合格、片方だけの場合は科目合格として、次回以降（翌々年年度末まで）の受験免除となります。

■FP2級試験の実施団体と受験資格について
これがなんともややこしいのですが、まず、実施団体は【日本FP協会】と【金財（きんざい）】の２団体が実施しています。学科試験についてはどちらも同内容ですが、実技試験が異なります。
FP協会・・・　資産設計提案業務

　〃　・・・生保顧客資産相談業務
　〃　・・・損保顧客資産相談業務
　〃　・・・中小事業主資産相談業務
FP協会は「資産設計提案業務」以外の選択肢はありません。
きんざいで受験する方は「個人資産相談業務」または「生保顧客資産相談業務」を受験する場合が多いと思います。
※私は、FP協会の「資産設計提案業務」で受験しました。

■合格率
FP協会の平均の合格率（学科、実技とも合格）は40％前後。きんざいはそれよりかなり低くなるので、「きんざいの試験のほうが難しい」と思っている人もいるようです。しかし、これは問題の難易度というよりはむしろ受験層に違いに起因するものだといわれています。きんざいの受験者は会社申し込みにより、準備ができていないのに無理やり受験させられる受験者が多いのが原因のようです。（かつて「ワインアドバイザー」の合格率が低かったのと同じ現象ですね。）

■AFP、CFPとFP資格について
FPの資格には、AFP（アフィリエイト・ファイナンシャルプランナー）とCFP（サーティファイド・ファイナンシャルプランナー）という資格があって、これがまた話をややこしくしています。
FP技能士→国家技能資格　3級、2級、1級。一度取得すれば更新の必要はない。

CFP→1級と同等レベルの民間資格。世界25か国で導入されている。
でもって、
・AFPの認定研修（基本過程）を受講すると3級合格の代わりとして2級の受験資格が得られる
・2級に合格すると、認定研修を受講することで、AFPに登録できる。
ということで、これらの資格は親戚のような関係で、特に2級とAFPはほぼ同様です。

■受験資格について
前項と少しカブりますが、FP2級の受験資格は以下の３つのいずれかが必要になります。
・FP3級試験合格
・AFP認定研修受講修了
・FPの実務経験が2年以上
実務経験がない私の場合、選択肢は２つとなります。3級受験がもっとも真っ当なコースですが、日程との兼ね合いなどから、私は結局「AFP認定研修」を受験しました。認定研修は【アーティス】というところで申し込みました。費用は2万程度かかりましたが、時間の節約になったのと、送られてきたテキストをその後の２級の勉強にも使えたので、まあ結果オーライかなと。

https://www.shikakutaisaku.com/personal/afp-kihon.html
いつのまにか、少し値上げされていますね…。

AFPの認定研修自体は、オンラインのテキストの問題をひととおりこなして、課題を提出すれば終了です（ライフプランなどを作成します。）丁寧なチュートリアルがついてくるので、わからないということはないと思います。
私は12月から初めて、年末年始休みに課題を提出、無事通りました。

■試験範囲
・ライフプラニングと資金計画（社会保険、年金など）
・リスクマネジメント（生命保険、損害保険など）
・金融資産運用（株、債券、その他金融商品など）
・タックスプラニング（所得税、法人税、消費税など）
・不動産
・相続・事業継承
の主に６分野から出題されます。範囲は広いのですが、全般に「広く浅く」で、私たちにとって身近なネタも多いので、実生活に役立つものです。
また、私の場合、「不動産」の大半と「相続・事業継承」の一部はについては、宅建士受験時に勉強していたので、かなり楽でしたし、よい復習の機会にもなりました。

■難易度～他資格と比べて
私自身の印象としては、宅建や簿記2級よりかなり容易と感じました。
その理由は、なんといっても合格基準が6割であること（4０％まで間違えられるのは大きい）、過去問とほぼ同じ問題が結構な割合で出題されること、それに内容が身近であることです。たとえば私ぐらいの年代になれば、不動産の賃貸・売買などは多くの人が経験しているでしょうし、程度の差こそあれ、投資経験のある人も少なくないと思います。人によっては相続も済ませているかもしれません。また、私の場合は定年が近いので、年金や保険関連についていろいろ独自に調べていたところでした。

■勉強時間
準備期間については、もともとのベースの知識と、一日あたりどのくらい勉強できるかによりますね。
私は前述のとおり、AFP講習を受けたのが年末で、そこから最短１か月で１月末の試験を受けるという選択肢もあるにはありました。しかし、そこまでガッツリ勉強する根性はなかったので、１回飛ばして、翌々回（５月末）の試験をめざすことにしました。そのため、準備期間は約5か月とかなり余裕のあるスケジュールでした。
その分、密度は薄く、勉強時間は週末で2時間程度、平日は1時間に満たなかった日も多かったと思います。（さすがに、試験の直前２週間ぐらいはガッツリやりましたが。）
おそらく基本となる知識のある方、3級に合格した方、あるいは集中して勉強する時間がとれる人なら、もっとずっと短期間で合格水準まで持っていけるのではないでしょうか。

（断続的につづきます）

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