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ガソリンスタンドのお兄ちゃん達が、スワヒリ語で、どうやって動かすのか、三人寄ってたかって知恵を出し合う!結局、一つは、似た鍵を削って、スペアキーを作る方法!もう一つは、電気的に直結する方法である。当然、スペアを削る機械など無い!有るのは、原始的なただのヤスリの棒だけ・・・で、分解したシリンダーの中から、切れた鍵の先がポロリと出てきた。その断片を見よう見まねでスペアを削り出すこと2時間!電線がふらつく鍵穴に、そのスペアキーを挿し込んで、回すと!ブルブル、ブルルンッ!かかった、かかった、エンジンがかかった!万歳!万歳!万歳!こうして、親切な修理工の皆さんのお陰で、このダメドライバーとの旅は、再開した。ケニア出国の手続きに、人と車の申請をして、車を修理して、ゲートの向こう側のタンザニアに入れたの頃には、もう日が暮れかけていた。朝7時、ホテルで待っていたときには、想像もできないこの一日の出来事である。車が動くことに安心したので、あとは、予定変更、今晩はホテルまで移動できればOK!そんなことを思いながら、今度は、タンザニア側で、車の入国申請を済ませ、走り始めるドライバー!タンザニア側にも広がるナマンガの町を見納め、あとは、灯りの全く無い夜のサバンナの一本道!その国境から10分程走ったころ・・・やっぱりおかしい!僕らは、タンザニアの入国申請をしていない!T:「パスポートに入国ビザをもらっていないぞ!」と、ドライバーに話し、国境へ戻るよう説明した。すると、ドライバー!全くスピードを緩めることなく、100キロで走り続ける!どことなく不機嫌そうな声で、D:「アルーシャで手続きすれば大丈夫!」T:「えっ?そうなの?」D:「アルーシャにも入国管理局がある。」T:「えぇ???それじゃあ、今、僕らは密入国じゃないの?」D:「もう今晩は、遅いから、明朝、その手続きをすればいい!」T:「でも、まだ引き返しても20分くらいだし、国境に戻って、普通に入国手続きをした方が!・・・」D:「アルーシャで!」と、かなり不機嫌な声で答えるドライバーにこちらも尚更、気分が悪い!しかも、辺りは漆黒の闇・・・2時間程走り、着いたアルーシャの町!道をたずねたずね辿り着いた宿は、町外れの丘の上に建っていた。そんな珍道中を説明しながら、宿主の女性と談笑しているドライバー!まったく、遅れたことなど気にもしていない様子・・・翌朝、仕事はさておき、そのアルーシャの中心にある入国管理局事務所に行くと、案の定・・・「あなた達は、ナマンガに戻って入国手続きをしなければ入国許可されません!このままの状態では、不法入国で逮捕されますよ!」って、おばちゃん!そう言われても、ここから国境まで2時間あるんだけど・・・といっても動かないタンザニアのお役人!T:「だから言ったじゃねぇーかよ!」D:「これで往復4時間と手続きで、また半日タイムロスじゃねーか!」と、ここから一言も話さなくなったドライバー!100キロで国境のナマンガに向う・・・が、そのとき!マサイのお兄さんが連れていたヤギさんを・・・ひいてしまったのでした。それでも止まらず120キロで走り去るドライバー!T:「大丈夫じゃないだろっ!?」D:「・・・」無言のドライバーが、口を開いたのは、ナマンガ国境のイミグレーションの窓口!D:「今から戻るとき、あのマサイが・・・」T:「あのって、あのヤギの???」D:「そう! 彼らに見付かれば、大変なことに・・・」T:「だろうな? だって逃げちゃったんだから!」D:「でも・・・あのとき止まれば、殺されるかと・・・」T:「もう知らねぇーよ、アホ!」 そんなこんなを繰り返し、ようやく、アルーシャの街に戻り、晴れて合法的に市内を動けるようになったときには、もう、残り時間は半日しかなかった。でも、その午後、二箇所のバラ園を視察し、会う約束をしていたブログ友達キリマンジャロさんにも一日遅れで会うこともできました。そんなドタバタ珍道中!初対面のキリマンジャロさんとのお話にも花が咲き、気付いたら、彼女の勤める会社の社長さんと一晩飲み明かしちゃいました。 ではまた!Presented by Tampopo2
2009年09月22日
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数件の食堂と雑貨店が並ぶ国境の村、ナマンガ!ガソリンスタンドらしき店もあるが、ガソリン以外は、何もなさそうだ!ナイロビから走ること約2時間!マサイの村々が点在するサバンナを越え、タンザニアとの国境付近にさしかかると、それまでの草原風景の中に岩山と、その麓に幾つかの建物が見えてくる。さてさて、先ずは、出国手続きに!空港以外の場所で出入国するのは、かなり久し振りだ。で、次は、車の国外持ち出し届けが必要です。これは、現地ガイドにおまかせで、僕は、車の近辺で待つこと30分!な・な・ながい!何か問題があったのだろうか!?その届出窓口に行ってみると、情けない顔をしたガイド!どうしたの???「実は、車両所有者からの委任状に、肝心のサインが無いのと、この車にまだローンが残っていることが問題で、このまま国外へ持ち出されると、タンザニア側で売られてしまう可能性もあるとかで・・・」なんなのそれ???だって、あなた委任状を貰いに行ってきたんじゃないの?2時間もかけてさぁ!!!?「それが、友人のオーナーは不在で、オフィスでタイプしてもらった書面だけを事務員にコピーしてもらってきたんです。」でも、その会社で発行してくれた正式書類でしょ?なら、いいんじゃん?その会社の持ち物でしょ?「そ・それは、あまり大きな問題ではなくて・・・ローンが残っていることが問題なんです。つまり、ローンがあるということは、そのローン会社に抵当権があるわけで、本質的な持ち主は、抵当権者のローン会社ということに・・・」はぁ?????じゃ、なに?ローン会社の委任状が必要ってこと???「そういうことになります。でも、もう何回説明しても、首を縦に振らない役人ばかりで・・・」っだよぁー!!!っざけんなよ!いい! 俺が文句つけてやる!「だいたい、こんな汚ねーポンコツ、誰が買うんですか!?僕らは、商用で2日間で戻ります。そんなに疑うのであれば、私のパスポートをコピーして下さい!」と、係官に菊の御紋の赤いパスポートを見せた!すると、苦笑しながら、上司に相談に行った係官!数分後、ニヤニヤしながら戻ってきた。「わかりました。今回だけですよ!二回目は、ありませんからね!あなたの御意見はもっともでしょうが、アフリカでは、まだまだ価値のある車です。たとえ30年前の車でも、日本製ですから!」と、許可証を渡してくれた。なんだよ、だったら最初から出せってーの!ったく、石頭がぁ!と、ガイトの前でブツブツ言っていると、ガイド曰く!「なんで許可なんですか? 信じられない!私があんなに頼んでも、お金を見せてもダメだったのに!」そんなこと他の人が見ている前でやるバカ、どこに居るんだよ! アホ!「だって・・・」行きますよ! 時間無いんだから!と、車に向かい、助手席側のドア横で、ガイドが内側からドアロックを開けてくれるのを待ち、やれやれとぼんやり国境の向こう側を眺めていると!「まじかよっ! やっべぇー、やっちゃった!」と、ガイドのつぶやき!って、なに? なんなの?運転席側でドアノブにしがみつくガイド!な・な・なんと、ドアキーがねじ切れているではないか!?しかも、キーの先っぽは、シリンダーの中に!なんちゅうバカぢから!どうすんのよ!?近くのガソリンスタンドのお兄ちゃん達に、針金で無理やり開けてもらったドアですが、キーが使えなければ、エンジンがかからない!さて、どうする???この国境に、鍵屋さんも、メカニックもいない!でも、このままでは、ナイロビにも戻れなければ、アルーシャにも進めない!さぁ、どうする? ではまた!Presented by Tampopo2
2009年09月08日
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マサイの村々を突っ切るサバンナの一本道!アカシアの樹の陰が、アフリカの景色ズバリです。たった2日間の滞在中に、このアルーシャとナマンガの間を2往復するとは!^^あの時、戻れって言ったのに・・・それは、国境での出来事だった。タンザニアのバラ農園を案内してもらうために、ケニア人の知人に紹介してもらった現地ガイド!約束の朝、7時にナイロビのホテルロビーで2日分の簡単な身支度をして、準備よく待っていた。プルルルルッ!「Tさんですか? 遅れて申し訳ございません!渋滞で、あと30分ほど遅れます。」まっ、アフリカ時間、そんなことは折込済みと、まったく気にせずに待つこと30分!プルルッ!「実は、手配していた車で事故をしてしまいまして・・・今から、別の車を手配いたしますから、申し訳ございませんが、出発を10時に変更して下さい。」なんだか怪しいが・・・まっ、しょうがない、こちらは、待つしかないんだから!10時過ぎ、プルルルッ!「今、新しい車の手続きをしていまして、ホテルの近くまで伺いますから、直接、会って説明に伺います。」そうだそうだ! 当然だ!だいたい、もう3時間も過ぎて、まだ、スタートできていないんだぞっ!10時半過ぎ「Tさんですか? 初めまして、ワチラです。実は、新しい車を借りにレンタカー屋にいったら、高いことを言われ、予算をオーバーするので、それを諦め友人のレンタカー屋に頼んだところ、借りることは、できました。」じゃぁ、いいじゃん!?行きましょう! 早速、出発しましょう!「それでなんですが・・・ケニアを出国するための手続きをしなければ、タンザニアに越境することができないんです。その手続きで、所有者の確認をとってから、委任状を頂かないと、車の国外持ち出し許可がおりないんです。」ええええええ?????じゃ、いつ出発できる訳?もう、11時じゃないですか!?「そうですね・・・お昼までに手続きを終わらせて、戻ってきますから、ではまた!行ってきます!」ったく! ざけんなよーっ!だいたい、朝から、事故って、本当かよ???しょうがねーなー!12時丁度「お待ちどう様です!やっと、許可証がおりました。これで、車の問題は、ありませんので!それでは、行きましょうか!?」でっ? アルーシャまで何時間かかるの?こんなに遅くなってさぁ!「4時間半くらいですが、国境の手続きを入れると、だいたい五時間ですね!今から出れば、夕方の6時には、ホテルに着きます。」そっか、じゃぁ、行こうか!?と、ホテルを出発したのは、お昼を過ぎた頃だった。狭いナイロビ市内を抜け、街外れのガソリンスタンドに止まった。給油中に、ミネラルウォーターを買い、車に戻ると!「お願いします!」って、何?ガソリン代まで別払いな訳?でさぁ、だいたいこの車30年前のカローラじゃん!?国境越えは、4WDじゃないと!って、知人のEさんは、言っていたけど・・・大丈夫な訳?「はい、今は、まだ雨季に入る前なので、大雨が降らなければ、問題ありません!で、これっ、お願いします!」っだよー! 結局、ガソリンこっち持ちなのかよ!ちっ!とまぁ、こんな具合でスタートしたケニア・ナイロビから、お隣のタンザニア・アルーシャまでの旅が始まった。 ではまた!Presented by Tampopo2
2009年09月05日
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タンザニアと暖炉、いまいち合致しないイメージを持たれるかと思いますが、朝晩冷え込むシーズンは、必要な設備の一つです。本物のアフリカのジャングルです。伊豆の実家の雑木林にも似た雰囲気でした!^^木立からの木漏れ日が爽やかなテラスです。100年以上前のバンガロー風の造りですが、電話が各部屋に設置されていますし、インターネットも使えたりするんで、いやはや、びっくりびっくりです。^^天蓋付きのツインベッドルームです。こちら、タンザニアでは、マラリア蚊もブンブン飛んでいますから、これは、東南アジア辺りの飾り物と訳が違います。^^僕が気に入ったのは、広々としたシャワールームと、その簡素に必要最小限に凝縮された設備にも、モダンなデザインと機能を兼ね備えているところです。草木染めのマットがアフリカンな色彩です。曲線や曲面がふんだんに取り入れられていますね!^^バスタブの上に飾られていたシマウマ!アイアンでできたアート!シンプルでいい!簡易に物を引っ掛けることもできます。^^このシャワー!蛇口をひねると、雨が降ってきたように、頭から全体に降り注ぐ水玉が気持ちいい!ただ、水が拡散しすぎて、体の泡を流しおとすのに、少々時間がかかりますが!^^各室に蓄熱式給湯器が着いているので、シャワーが最初からアツアツです!頭から降り注ぐ熱湯シャワーにならないように、温度調節が重要です。それに、この木枠窓、ちゃんと開くんですよ!^^外には、小振りなプールもあり、リゾート気分も十分に楽しめます。マラリアの蚊は、気にしないように、事前に薬を飲んでおきましょうね!^^レストランのテラスに面したレンガ造りのオーブン!ここで焼いてくれたBBQ風のお肉や野菜、夕食のメニューを彩っていました。イポメア(常緑アサガオの一種)の青い花がとても印象的です。タンザニアのアルーシャキゴンゴニロッジを紹介致しました。^^ ではまた!Presented by Tampopo2
2009年09月03日
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