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2020.04.17
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カテゴリ: データ分析
​​​​​ 現在、日本で新型コロナウイルスの感染確認者数が増えていますが、恐らく、それに比例して、死亡者数も増加してくると考えられます。

感染者の一定割合が重症化し、重症者の一定割合が死亡することは、避けられないようです。

ただ、医療体制の状況次第で、死亡者の割合を下げることはできるはずなので、医療体制をよい状態に保つようにしなければなりません。

↓日本の日々の感染確認者数と死亡者数のグラフ:ECDCデータを利用したダッシュボードで作成




↓医療体制が充実しているとされるドイツの場合でも、感染確認者数が増えると、死亡者数も増えています。ただし、系列間にタイムラグがあるようです:ECDCデータのダッシュボードで作成


↓下のグラフは、ECDCのデータから、ドイツ、日本、イタリア、スペイン、アメリカについて、1日あたりの感染確認者数と1日あたりの死亡者数のデータ系列について、時差相関(相互相関)を見たものです。

↓ドイツの時差相関(相互相関):-4より左の部分での相関も強いようです。感染確認者数の系列と死亡者数の系列のタイムラグが5~7日の場合の相関が強いようです。


​​​​
↓日本の時差相関 (相互相関):感染確認者数の系列と死亡者数の系列のタイムラグを0~5日にした場合の相関が強いようです。ドイツの場合よりも、感染確認と死亡の間隔が短いのかもしれません。



↓イタリアの時差相関 (相互相関)



↓スペインの時差相関 (相互相関)



↓アメリカの時差相関 (相互相関)



​ドイツの場合は、他の国と比べて、感染確認と死亡との間隔が長いようです。​​​​​

一方、死亡率が高いイタリア、スペインでは、感染確認と死亡との間隔が短いようです。これは、医療崩壊によって、治療が十分にできなくなっている結果ではないかと思います。あるいは、感染確認が重症化してからなのかもしれません。

日本の場合は、イタリアやスペインのような医療崩壊が起きていないはずなのに間隔が短いようです。これは、検査数が少ないことで、感染確認が遅れているからではないでしょうか。感染確認の時期が遅く、重症化するまで感染が確認されないことがあるのかもしれず、死亡までの間隔が短いのかもしれません。

やはり、死亡者数を減らすには、できるだけ早く感染を確認して、治療を始める必要があるのではないでしょうか。そのためには、検査数を増やす必要があります。

「年齢」と「症状が出てから入院するまでの日数」が死亡率と関連している、という論文もあります。

やはり、早期発見、早期ケアによって、死亡者数は減らせるのではないでしょうか。

A Machine Learning Model Reveals Older Age and Delayed Hospitalization as Predictors of Mortality in Patients with COVID-19
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【時差相関分析のRコード例】
df_ECDCGermany <- dplyr::filter(df_ECDC,geoId == "DE")
par(mar = c(2, 4, 3, 2))
ccf(df_ECDCGermany$cases, df_ECDCGermany$deaths)

df_ECDCJapan <- dplyr::filter(df_ECDC,geoId == "JP")
par(mar = c(2, 4, 3, 2))
ccf(df_ECDCJapan$cases, df_ECDCJapan$deaths)

df_ECDCItaly <- dplyr::filter(df_ECDC,geoId == "IT")
par(mar = c(2, 4, 3, 2))
ccf(df_ECDCItaly$cases, df_ECDCItaly$deaths)

df_ECDCSpain <- dplyr::filter(df_ECDC,geoId == "ES")
par(mar = c(2, 4, 3, 2))
ccf(df_ECDCSpain$cases, df_ECDCSpain$deaths)
df_ECDCUS <- dplyr::filter(df_ECDC,geoId == "US")
par(mar = c(2, 4, 3, 2))
ccf(df_ECDCUS$cases, df_ECDCUS$deaths)










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↓WHOのサイトでも、感染者数、地域などの「Situation Report」が日々更新されています。関心がある場合は、一日に一度見るといいのではないかと思います。






↓日本のインフルエンザの「定点当たり報告数」をグラフ化できるダッシュボードを試作。都道府県別にグラフ化可能です。



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 新型コロナウイルス(2019-novel coronavirus)対策もインフルエンザ対策と同じで、手洗い、うがい、マスク着用(咳エチケット)、免疫力アップなどが対策になるようです。​



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Last updated  2020.04.19 08:01:16
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