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この品も甚だしい痛手を被り、葉は残らず枯れてしまいました。ただ、株としての健康状態は問題なさそうで、来春の花の季節に向け、冬芽を大きく膨らませています。今回はこの品を身綺麗にして、花の時期を迎える準備を済ませることにしました。 ピンセットと先細の園芸バサミを使用して、冬芽を傷付けない様、慎重に枯葉と葉柄を切り払います。全てを刈払い、冬芽の全体像が見渡せる様になると、大小合わせて8芽が確認できました。葉を全て失った反動、或いは余力を、ひたすら株の充実に振り向けたのかもしれません。ツボミの成長も進んでおり、早いものは花弁の一部が覗いています。但し現時点では深紅の筈の花弁が鮮やかな緑で、開花までの2ヶ月半から3ヶ月で大化けを演じる必要があります。
2025年12月04日
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11/28に咲き始めて2ヶ月近く小庭を賑わせてくれた原種ネリネ・ピンク花でしたが、用意したツボミも一巡して、とうとう終盤を迎えました。まだ1割程度は生気漂う花も存在しますが、この辺で幕引きとし、当初の計画通り植え替えを実行に移すこととしました。 昨日は大寒、時期としては悪い巡り合わせになってしまいましたが、不幸中の幸いというか午前中は無風で日差しもあって、土いじりや水仕事も何とか耐えられる状況でした。こちらが現在の住まいと新居を並べた様子です。右の新居は直径35cmあり、現行品に比べて面積は30%ほど広くなります。全ての球根を掘り上げてみると、分球が進んでラッキョウサイズの小玉も合わせると、全部で22個まで増えていました。この中から大きな方から12個を選抜して、新居に移しました。その様子がこちら。今年の花芽は僅かに3本だけでしたが、来年は10本以上必達を目指して、肥料分を幾分か多めに施しましたが、さて結果はどうなることか・・・・。 今回の植え替えの選抜から漏れた10球の小玉については、この品種の花が気に入っていることもあり、予備として購入しておいた同じプランタに後日植え付けることにします。何分にも小玉なので、花を付けるのは2年後になるかと思います。作業は2月に入ってからになりそうです。
2017年01月21日
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この半月ほどの冷え込みで、一旦は動き始めた早春の草花がすっかり委縮してしまい、動きが止まってしまったようです。その一つがこのセリバオウレン(芹葉黄連)。1/10に開花した1番花とほぼ同時に花軸を”つ”の字に曲げてデビューしたのですが、固い苞葉から頭(ツボミ3個)がなかなか抜けられずに、2週間近くを過ごしてしまいました。苞葉の締まり具合が固かったというのとも一因として上げられると思いますが、一番大きい要因は気温の低下だろうと疑っています。先般取り上げた雪割草などもフリーズしたように、動きが緩慢になってしまいました。 こういう風に、万事が超スロー再生のようにゆったりした動きになっています。この状態は寒が明ける2月まで続きそうですが、それに歩調を合わす様に花の持ちが伸びているのは驚きです。10日に開花した1番花も、容姿は幾分衰えたもののまだまだ健在です。画像のツボミも苞葉の中に白いものを視認して既に1ヶ月近く経つ訳ですが、今もこの状態です。ご長寿ぶりは実に見上げたものです。
2017年01月25日
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雪割草の3番手もここまで大きくツボミを膨らませてきました。先日は2番手がフリーズ状態に陥った旨紹介しましたが、こちらは日々目に見えるほどではありませんが、動きが感じられます。もしかすると開花はこちらが先になるかもしれません。とは言っても、その時期は2月に入ってからになりそうです。 この品種、画像の通り葉っぱや萼弁の他に、花柄や葉柄まで緑が一切見られません。別に葉焼けしてこうなった訳ではなく、春の新芽の頃からこんな状態です。芽出しの頃、こんな色で顔を出す品種もありますが、大抵は日差しを浴びている内に次第に緑に変化します。ところがこの品は各部の寿命の期間全体をこんな色で通してしまう変わり者です。 昨年夏のうちに、雪割草のかなりの点数が枯死したことはこの場でも紹介しました。生き残ったものの内、この春花を付けそうなのは4~5点に留まりそうです。この状態では、早春の花見が寂しすぎるので、今年も新潟市の展示即売会に出掛ける必要がありそうです。と言っても、3月上旬の北陸平野部に雪が残っていなければ・・・の話ですが ....
2017年01月23日
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暑さに負けて甚だしい痛手を負った雪割草です。葉は一枚残さず枯れてしまいましたが、何とか本体は命を取り留めました。神戸の高々標高100mの気象は、この品には過酷に過ぎる様ですが、来春の花付きは期待しても良さそうなので、身辺を綺麗にしてその時を待つことにしました。 枯れてしまった葉や葉柄を全て切り払った様子がこちらです。ラベルに記されたメモは「紫 弁白」と読めます。この春、新潟市まで出掛けて手に入れて来た中から、該当する品を右上に(切替)表示します。殺風景な開花風景になりますが、3ヶ月後を楽しみに待つことにします。それまでに仮名称も再割り当てして、各個体が識別できる様にしておきます。
2025年12月01日
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10日ほど前、所用で淡路島に出掛けた際、道路脇の崖でキカラスウリ(黄烏瓜)がたくさんぶら下がっているのに遭遇しました。ウリとしては完熟から半年以上が経過しており、果肉は完全になくなっていましたが、その内部には種子が若干量のこっていました。乾燥して種子の機能をなくしていないか、何個か潰してみると、内部はしっとりと生命反応が感じられました。あわよくば・・・ということで10個ほど持ち帰り植えてみることにしました。 上画像は10数年前、淡路島に住んでいた頃、自宅で栽培して開花した花の様子です。開花するのが夜で、朝にはしんなり草臥れてしまうため、ベストの状態で観察したり撮影するのは、なかなか骨が折れる仕事でした。円内は今回持ち帰った種子の一部です。 下画像はその種子を植え付けた様子です。ポットは3号なので、上手くいって発芽したら、本葉2枚か3枚に達した時点で植替えが必要になります。因みにキカラスウリの花は今頃がシーズンなので、無事に発芽したとしても、花が見られるのは来年以降になります。
2020年06月26日
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