The Sixth Sense。 ~徳姫(*^.^*)珍道中~  弐

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2005.12.09
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こんにちは。

今日は火星で探査している火星探査機マーズ・エクスプレスについての記事をご紹介します。

まず、惑星の調査の歴史に初めて、ESAの火星探査機マーズ・エクスプレスに搭載されましたレーダー測定機 (MARSIS) は、火星の深い地表下の土壌に関する情報を送って来ました。MARSISは、火星の地表下の状態及び電離層をレーダーで探査する科学機器で、この観測データから、火星の北極周辺の地下の地層の間に生じた隙間に水の氷が存在することが明らかになったということです。

黒白の画像は、MARSISが測定した幅485キロメートルある地域の地表下の画像で、左側から伸びる白い線(地層)は、ほぼ中央から二股に別れています。上の線は隙間の上層から跳ね返ってきたレーダー波で、下の線は隙間の下層とその下に横たわる物質を隔てている部分からは跳ね返ってきたレーダー波だということです。そして、MARSISのデータを分析した科学者によりますと、この隙間にあるのはほぼ真水に近い水の氷で、厚さは約1キロメートルより厚いとのことです。

その下の画像は、同じレーダー測定機が観測した地域を、搭載レーザー高度計(MOLA)で観測したものだそうで、紫色は低地、黄色が最も高い地域で、高低差は約1.5~2.5キロメートルあるそうです。

このマーズ・エクスプレスは2001年1月から火星で観測を続けていて、2004年3月には、南極の氷冠を覆う凍った二酸化炭素(ドライアイス)の下に、水の氷が存在していることを裏づける証拠を発見しているとのことです。

火星に水が存在していることが、だんだんと明らかになってきましたね♪


マーズ・エクスプレス2                          『提供:ASI/NASA/ESA/Univ. of Rome/JPL/MOLA Science Team』


マーズ・エクスプレス              『提供:ASI/NASA/ESA/Univ. of Rome/JPL/MOLA Science Team』





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Last updated  2005.12.11 01:01:14


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