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2008.03.26
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カテゴリ: ドラマ系の感想


ラジオ局に勤める中川直子。
明るく、みんなに笑顔を振りまく直子は、
1989年のある日、歯磨き中に大量出血。
診察の結果、慢性骨髄性白血病と判明する。
骨髄移植しか助かる道はなかった。
当初、姉・桂子と適合した。
入院し、同じ病室で、同じ病の少女・川上由美、
退院し投薬治療をする三沢和夫らと出会う。

姉がいるため、特に気にもしていなかった。
が、精密検査の結果、違った。。。
それは、死の宣告にも等しいモノだった。
愕然とする直子。
いつ急性転化するか分からない状態。
そんなとき、奇跡的な出来事が起きる。
母・智代と白血球のHLAが適合。。。。





公式HP
http://www.tv-tokyo.co.jp/kiseki/index.html


骨髄バンク設立に向け奮闘する1人の女性の物語。

だと思います。


前半は、主人公の白血病女性の物語。
 初めは楽観視しながら、その時が来たとき
 死の恐怖を感じる。
 だが、前向きになり始めたとき奇跡。
後半は、主人公女性が設立に向け奇跡を起こす物語
 信頼していた恋人と別れ、
 14才の少女のためにとバンク設立に向け走り出す。
 そんななか、協力者の1人が白血病で死ぬ。
 少女も知っていた男性。。。。
 少女は絶望の淵に。
 あきらめきれない主人公女性が、奇跡を。。。


ま、そんな感じなのだ。

前半が、『死』というモノを捉え
そこで移植がなり
『あたたかい。。。』
その言葉が、ジーンとした部分だろう。
死という恐怖から逃れたということもあるのだろうね。
それを『2度目の誕生日』とした。
新しい人生、、、イヤ『普通の人生』のはじまり。
この前半が思いのほかよかった。


ただなぁ、、、後半が。。。
やったことは理解したのだが、

ドラマとして、よく見れば
主人公が入れ替わっている。

三沢夫妻の必死さばかりが伝わってくるのだ。
その三沢と由美ちゃんを見ている直子の視線が、
どうも『他人事?』のように感じられてしまった。
必死になって行動していたのは、三沢夫妻。
三沢が死んでから、由美が動揺し
そして、、
やっと直子が行動し始めた。
ドラマの後半の15分くらいになってからですね。。。
理解はしたくても、
ドラマとしての視点のばらつきが、かなり気になる。
テーマがハッキリしているにもかかわらず、
行動しない主人公というのはいただけない。
それも、、当事者だったのに。。。

後半見ていて一番思ったのは。
三沢夫妻を主人公の方が良かったんじゃ??
そんな気持ちです。


とはいえ、
由美ちゃんを助けようとする姿は感動的で。
かなり良かったと思います。


って言うか、、、、行動遅すぎ。。。


まぁ。
番組中にあったラジオ番組ではありませんが、
1つの問題提起になったドラマだったと思います。


人に説得されてチャダメなんだ
こころよく、自分の意思と好意で
提供をしてもらわないといけないんだと思う

善意や好意は、説得やお願いするモノじゃないんだ



これらの三沢の言葉が
ものすごく重みを感じる部分です。


最後にヒトコト。
お話自体に文句はないし、こういうドラマは存在すべきだと思っています。
ですが、
本当に立ち上げた人の原作を元にして
それを原案にして作るのならば、
もう少し、後半だけは
ドラマとして、作っても良かったと思います。
きっと、その熱意にこそ『本当の部分』があると思うからです。







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Last updated  2008.03.26 23:44:39


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