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2008.11.01
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カテゴリ: ドラマ系の感想
『共犯』

内容
転勤した書記官に代わり新しい書記官・斉藤涼子(酒井彩名)が
大三島支部にやってきた。
その歓迎会の翌日。
恭介(西島秀俊)が島で扱う2度目の殺人事件の公判が行われる。
検察の調書によると被告・稲村昇(柄本佑)は、
被害者・祝沙耶(柳沢なな)に交際を申し込んだが断られ、
そのイザコザにより被害者の服が破れてしまう。

が、カッとなった被告人が衝動的に殺したという。
だが、弁護人の夏海(浅野温子)による、被告の供述は違った。
言い寄ったのは、友人の森辰夫(中村倫也)であり、
森から電話で命じられ、被害者を刺してしまったという。
夏海は、共同正犯。。、、、単独犯ではなく共犯であると主張。
検察、弁護双方の意見は真っ向から対立する。



敬称略






子供の頃から孤独だった少年。
1人だけ友人がいた。
そのご、、、島を出て、、、ふたたび1人に。

『孤独』

それは、1つの連帯感と、かけがえのない思いもまた生んでいく。

そんななか、友人の言葉により『過ち』を犯してしまった少年。
だが、どれだけ自分が『友』と思っていても、
友人の『言葉』は、冷たく、、、そして、、少年の心を突き刺していく。。。。

そんなとき、友人の証人尋問で。
恭介が『証言の穴』を見つけ追求しはじめ、
徐々に現れてくる『友との思い出』そして、、、『友情』

それは、お互いに『かけがえのないもの』だった。。。。。

そして、、、


っていう感じでしょう。



『島言葉は、あんたそのものなんだよ。』

オマケ的な、里美(国生さゆりさん)のセリフですが、
娘・結(坂口あずささん)のこともふくめて、
島と都会。。。そこにあるもの。。。寂しさ。

それがきっと今回のテーマであったろうから、
この言葉が、一番のスッキリと来る言葉であろう。

『孤独』

それは、『島』という故郷から離れた時に実感するもの。

同じテーマで2つのことをキッチリと描き込んだ。
そして、一方は、罪を認め。
そして、もう一方は、母により助けられた。

なかなか、良い感じのお話で、
ベタな感じですが、そこそこ分かり易く、
心に訴えてくるものがあったと思います。

新しい土地での『孤独』。。。これって、、、感じますよね。。。



ただし、分かり易くしたために、丁寧すぎて
逆に、分かり難くなってしまった部分もある。
法廷での証言が、『まったく違うもの』であるため
その事を映像表現した今回。


一体、どちらのことをやっているのかが、
分かり難い感じだった。

それこそ、裁判官達が確認する部分で、
『何らかの映像的な違いの補足』があっても良かったかもしれません。

そこだけ、気になった部分。


あとは、夏海に島言葉で語りかけるという
良い感じの『ヒント提示』もあり、面白い感じでした。


わたし的には、
他の部分でオモシロ味を感じたのは。
妻・麗子(戸田菜穂さん)麻衣子(桝岡明さん)
この2人が、馴染んできていることだろう。

おもしろいですよね。
島から出て、孤独を感じるというお話の中に
島に入ってきて、仲間に入っていくという話を入れている。
このアタリの微妙な演出が、
『違い』をより浮き彫りにしている印象だ。

島の人たちが、出た時と、受け入れた時の違いを。



第1話






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Last updated  2008.11.01 18:09:24


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