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2009.07.13

『容疑者須田…２６年間の純情』

内容
ある日のこと、安積（佐々木蔵之介）は黒木（賀集利樹）から、
須田（塚地武雅）に彼女が出来たようだと伝えられる。。。それも、人妻。
２ヶ月くらい前に、事件の聞き込みで知り合ったという。
その話から３日後。
輸入雑貨・森山商事の社長室で、ゴルフクラブによる撲殺体が見つかる。
被害者は社長の森山裕一。
第一発見者で事務員の上野勝江（ふせえり）の話では、

すると、安積は黒木から、驚くべきことを聞かされる。
現場にいる女性。。。森山の妻・幸子（清水美沙）が、須田の知り合いの女性！
水野（黒谷友香）が、被害者のスケジュールを見て“須田”の文字を見つける。
どうやら、たびたび、被害者に会っていたようで、
勝江の話では、口論になっていたこともあったという。
そして、、逃げていった体格も、似ていたと。
そのうえ“逃げたのは、須田さんです”と幸子。
聴取によると、幸子と須田の間に男女の関係があったと。
驚く、安積班の面々。

そして、本庁の相良一樹（近童弐吉）芝山洋介（鈴木拓）がやってきて、
須田を確保。。。本庁の刑事による聴取が開始されるのだった。

会う予定だったが、幸子が会わなくて良いと言ってきたため映画を観ていたと。
だが、目撃情報、男女の関係を幸子が言ったと聞き、一転黙秘する須田。

仕方がなく、安積が代わりに取り調べをはじめるが、それでも黙秘
“お前は、無実なんだな”
と問いかけると。。。

“分かった、それだけ聞けば十分だ”

相棒の黒木が、説得を試みるが。。。
“ハンチョウに言えなくたって、オレにだけは言えるでしょ
　犯人扱いされてるんですよ、須田さん
　答えてください。オレと須田さんの仲は、こんなモノだったんですか
何も言わない、須田。

その日の夜。
杏子（奥貫薫）の店で、安積と速水（細川茂樹）がいると、
３日ほど前に、須田と幸子がやってきていたことが分かる。
柔道大会を“運”で優勝した須田の話を聞き、
幸子は“私は運のない女なの”と言っていたという。。。。
妙なモノを感じる安積。

翌日。。。。凶器から、須田の指紋が検出される。
動揺する安積班。。。
が、金子刑事課長（田山涼成）が。。。。
“あるわけないだろ！
　ヤツは不器用で、どんくさい男だが、刑事だ
　ヤツがやっていないというなら、やっていない
　安積、証拠を見つけろ
　須田が無実だという証拠を！”

安積は、幸子に
“最初にあったのは、本当に２ヶ月前か？”と聞くと。
“あるわけ無いじゃないですか”と、、、妙な答え。

水野達の調べで、須田が、幸子のことを
以前から知っていたことが分かってくる。

そして黒木が、２６年前、、２人が幼なじみだったことがわかる。
須田が原因で、幸子の父・筒井が交通事故で亡くなっていたことが。。。。

敬称略

目撃情報などから、

はじめは、アリバイを話していた須田であったが、一転黙秘。

須田には、忘れることの出来ない、どうしてもぬぐいきれない過去があった。。。

そんなお話である。

事件の方は、完全に、どこかの２Ｈサスペンスで見たようなネタであるが、
そこに、須田の誠実さ、、須田の過去を交えながら。。。

須田のせいで、人生がムチャクチャになったと恨む女。
である。

安積“須田は知っていました
　　子供の頃不幸にした、筒井幸子さんだって、最初から。。。
　　ウソじゃありません。
　　幼い須田は人生最悪の心の傷を負った、ついてない男です。
　　柔道大会だって、
　　必死だった、勝てるはずのない相手に、食らいついて。
　　その必死さが、勝ちに繋がった。
　　必死だから勝てた。運不運じゃありません。私はそう思います。”

そして

須田“オレのせいで、さっちゃんとおかあさんが不幸になった
　　なのに、言えなかった。「ごめん」って。。。

にしても、
いまさらのキャラの掘り下げ話なんだね。

内容よりも、その事に、驚きます。

お話の方も、
序盤の、無駄そうなマヌケな須田のお話から、
良い感じで、広げていき、過去をからめてと。。。
結構、面白くできていますよね。
ま、事件は、ベタベタですけどね。

そこがねぇ。。。。
恨むなら恨むで、横領で持ってくるのではなく、
普通に罪をかぶせても良かったでしょうけどね。

“必死に”ということと、
須田が、スッキリした気持ちで、謝罪させるために、
こんな事になったのでしょうけどね。。。

もう一つ驚いたのは、金子課長。
初めての、活躍。．．．かな（笑）

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