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2011.12.10
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カテゴリ: ドラマ系の感想
内容

「甲標的」という2人乗りの特殊潜航艇であり、
艇長の坂巻和男少尉(青木崇高)と稲垣清二曹(橋本一郎)が乗り込んでいた。
だが度重なる敵の攻撃を受けたためか、魚雷の発射が不能に。
「笑って死ぬぞ」
覚悟を決める坂巻と稲垣は、突撃するが、。。。。失敗。
稲垣の進言で、次の作戦のために撤退をする苦渋の選択をする坂巻。
途中、甲標的は、座礁し2人は海に飛び込むが。。。。。。


8ヶ月前、呉において原田覚大佐(菅原大吉)岩佐直治中尉(平岳大)により
8人の新たな乗組員が指名された。そのなかに稲垣もいた
その後、愛媛・三机で、岩佐を含め10名で訓練が開始されるが、
稲垣たちは疑問も感じていた。時代は航空機。潜水艇が役に立つのか?と。
作戦、および攻撃目標次第と岩佐は言うが。。。。
それでも仲間達と訓練を続けていた。
旅館の娘・岩宮緑(蓮佛美沙子)の明るさに支えられながら。
やがて真珠湾への攻撃が決定され、山本五十六長官(永島敏行)に参加を志願。

そして迎えた作戦の日だった。
捕虜となった坂巻は、尋問を受けることに。死を求める坂巻だったが、許されず。
「命の使い方を間違ってはならない」

やがて、本土の収容所へと送られ。。。。。
渡された新聞で思わぬ事を知ってしまう。
「甲標的」の爆破に失敗するだけでなく、アメリカはそれを戦争資金集めに利用。
坂巻は、深い後悔と恥辱を感じるしかなかった。

その後、新たに収容された捕虜の中宗中佐(苅谷俊介)長谷川三曹(金子貴俊)

他の9名が真珠湾で亡くなり“軍神”となっていると知る。
一方で捕虜となった坂巻は、“恥”として存在の隠蔽が行われる事に。

不安を抱える捕虜たち。。。
ある日のこと、士官が処刑されるという噂が広がりはじめる。
そしてその噂どおり中宗と梶本が連れ出され、暴動寸前の状態に。
坂巻は、収容所所長のゲイリー中佐(イアン・ギブ)に談判するが失敗する。
そこで坂巻は、捕虜たちに告げる。

“死ぬのは一度きりだ
 それが今なのか?
 もっと大きな目的のために死ぬべきなんじゃないのか?
 戦いは勝たねば意味が無い。

その後、坂巻は捕虜のリーダーとなり、米軍との仲立ちに努めるが。。。

敬称略


↑4割くらい?


土曜ドラマスペシャルとなって、第4弾

今回は、“時期が時期”だけに単発。

でも75分などという中途半端な時間では無く90分という
テーマさえ絞り込めば、ちょうど良い時間での放送である。

実際、今までの三編は、
微妙に長すぎることによる葛藤があり、
無駄を入れようとすれば、崩壊するという困った状態だった。
もう少し長ければ、良い感じだったろうに。
もう少し短ければ、良い感じだったろうに。
そんな印象ばかりだった。

が、今回は、1つのこと。。。1人の人間だけに絞り込んだことで
無駄が省かれ、描くことをシッカリ描けた感じですね。


あ。。。それはさておき。

題材は、実話。。。である。

最近ではこの手の作品は、
ドラマだけでなくドキュメンタリーでも放送が少なくなりましたが
かつては、色々あったんですけどね。

そういうのと比べても、なかなか良い感じのお話だったと思います。

やはり、前述したとおり、
何を描くかを決め、時間配分がシッカリなされ、丁寧に描いたことが
良い感じの印象に繋がっているのでしょうね。

まさに
“命の使い方”を考え、生き抜いた。。。という感じでしたね。

もう少し。。。と言う部分は、
最後に“結果”を見せてくれているので十分でしょう。







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Last updated  2011.12.10 23:23:00


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