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2017.07.31
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カテゴリ: ドラマ系の感想
「命より大切なもの」

藍沢(山下智久)は、脳外科で、
天才ピアニストと言われる天野奏(田鍋梨々花)を見かける。
担当の新海(安藤政信)は、苦悩していた。奏には脳に腫瘍があった。
今、決断をすれば、命は救われるが、ピアノが弾けなくなる可能性があったのだ。
説明を受けた両親は、早期の手術を希望する。

そんななか、有名な料理人の緒方博嗣(丸山智己)が救命に運ばれてくる。
処置をはじめる緋山(戸田恵梨香)藤川(浅利陽介)たち。

白石(新垣結衣)が灰谷(成田凌)冴島(比嘉愛未)を伴い現場へ。
病院で藍沢達が待機していると、ヘリで異変が起きたという連絡が入る。
原因不明の汚染が起きているという。
事態を知った橘(椎名桔平)の指示で、すぐさま病院では、対処がなされていく。

ヘリが到着後、藍沢が指示を出し、白石たちは除染などを行っていくが、
初めに異変のあった冴島は、意識不明で。。。。
その後、藍沢が、白石達の話を聞き、毒物の処置は完了する。
初めの患者・秋本二郎(戸田昌宏)は、意識を取り戻すも、冴島は戻らず。
自殺未遂した秋本は、駆けつけた妻・美也子(岩橋道子)にあたってばかり。
すると同じ病室にいた新海が。。。。




で、初回放送直後に、

丸山智己さんが第3話に出演するという、発表をした今作。

どうも、みたところ、

今後は、緋山絡みになるようだけど。

その部分も含めて、



“私”の部分が、いままでと比べて、混ぜられるようになってきた感じだね。




それが、間違っているとは思いませんが。

なにせ、登場人物が多くて、描くことが多い今作。

そこまで、広げることが、良いのかどうか。。。。。正直、わかりません。


例えば、今回にしても。

42分過ぎに、妙なことが起きる。

灰谷が、自身の苦悩を白石に伝えたシーンだ。

フェローの成長物語だと考えれば、何も間違っていない。

が、前回の横峯の物語に比べると、

そのキャラ設定で、ちょっと根暗気味の印象がある灰谷。

だから、会話をするシーンが少ないのだが。

結果から言えば、どう見ても、灰谷の物語を描いたようには見えないのだ。


もちろん、大人の事情があって、

いろいろと描くこともあるだろうから、

そこばかりを描くわけにはいかず。

バランス良く。。。ってのも、理解出来なくも無い。

そう考えれば、

これだけ俳優を揃えていて、よく灰谷を混ぜたと感心できなくも無い(笑)


だが、本当に、それが正しいのだろうか?


そもそも。

今作は、《ドクターX》のような、単純な医療モノドラマではない。

5人の主人公がいて、群像劇風に描いている物語だ。

で。問題なのは、

第1話を思い出せば分かるが。

今作《3》が描くことは、群像劇を描くと言うことだけでは無く。

“救命のたてなおし”を描くことなのである。

実際、ある意味、緊急避難的に、藤川、緋山、藍沢が加入している状態なのだ。

当然、そこにはフェローの成長物語も加わっている。


さあ、どうだろう?

仮に、目指すことが、“フェローの成長”と“救命のたてなおし”ならば。

主人公たちの活躍を描く必要性が、どこまであるのだろうか???

すでに、主人公俳優達は、それぞれに主役級でアリ、

中堅と言って良いレベル。

前回も書いたが。

大活躍をしなくても、その存在感と、ポイントの活躍だけで、

十二分にカッコ良く目立つことが出来るはずなのである。



あくまでも、個人的印象では。

結果的に、中堅の医師が救命に来たことで、救命は救われたが。

新人達の成長に役立っている物語になっているとは思えないのだ。

正確に書くと、

脚本的には、そういう脚本だけど。

演出が、そういう風になっていないと言うコトである。

ちなみに、そういう見せ方になっていたのは、

椎名桔平さんの橘だけ。。。。に近い。

なんか、新人の仕事を奪っているように感じてしまった。

奪ってないんだけどね(笑)

もうちょっと、工夫が必要じゃ?


なんていうか。今の感じって。

ただ、主人公が活躍しているだけの物語だよね。。。。


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Last updated  2017.07.31 22:01:25


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