2006年05月17日
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細くたなびく雲に見え隠れして

うまく表現できないけど

ともかく寝るのがもったいない

ずっと眺めていたい趣のある月夜でした







































テレビもラジオもない いにしえの人たちの

長い夜の過ごし方がしのばれます

いつも私が言う < いにしえ >  というのは

ほぼ平安時代あたりまでのことなんだけどね






縁側 (?) にすわって夜空を眺め

月明かりに照らし出された草木を愛で

虫の声に耳を傾け

歌を詠み 楽器を奏で 想にふける・・・


   夜這いもあったようだけど (^_^;) 




庶民の生活ではなかったにしろ

あこがれます









































昼食のときに割り箸を使ったのですが

箸の袋の中に一緒に入っていた

爪楊枝が目にとまりました




爪楊枝の頭の部分についている2本の溝



こけし を形作っているそうですね




それを知ったときはガッカリしたものです


































爪楊枝というのは元来

お釈迦様が木の枝で歯を磨くことを弟子達に教え

それが仏教と共に伝来して






食後に爪楊枝で歯の隙間をつついている男性を見ると

「 おっさんくさ~い 」 と思ってしまいますが

あれは間違ったことをしているわけではないんですね

みっともないけど (^_^;)




かっこよく・・・とは言わないけど

もうちょっと見苦しくないスタイルにならないかな (^^ゞ








































で なぜショックだったのかというと

私は爪楊枝の頭の部分は

箸置きのようにして使うものだと思っていたからです




爪楊枝の2本目の溝で折り

折った頭の部分を下に置いて

その部分にある もうひとつの溝に爪楊枝の先を乗せ置く

という使い方です




それがとっても日本人の繊細な心遣いというか

いにしえからの大和心を感じていたのです







































お茶請けに出された和菓子には

和菓子用の楊枝を添えられることが多いですが

爪楊枝を添えられることもあります




食べている途中に手を休ませるとき

爪楊枝を和菓子に突き刺しておくのは

何となく品がなく見えてしまいます




ちょっとした心遣いで

爪楊枝の置き方を変えてみると

頂いている人の印象もずいぶん違うと思います




そんなにかしこまった訪問先もないかもしれないけど

床の間のある和室に通されて

お茶と和菓子を出されたなら

ちょっと気取ってみるのもいいかも (^^ゞ










































ってことで

割り箸と一緒に入っている < おまけ > のような爪楊枝

使われもせずに捨てられてしまうことも多いでしょうけど

私は そんなささやかな物にも

日本人らしい心配りがあるのだと思いたかったんです




































今日は昼過ぎから小雨になりました









































≪ おまけ ≫


仏教と共に伝来したものって

色々とあったんだね


ネコも一緒にやってきたんだよ 


















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最終更新日  2006年05月17日 20時35分05秒
コメント(10) | コメントを書く


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Re:このように思いたい・・(05/17)  
いにしえの人々には及びませんが、ラジオやテレビはなく、薄暗い裸電球で、消灯は9時という生活を10年以上続けていた間、余分なことが殆どなかったせいか、かなり理屈やらが抜けて、子どものように多感な日々を送らせていただきました。

つまようじについての様々な話、興味深くよませていただきました (2006年05月17日 21時13分12秒)

Re:このように思いたい・・(05/17)  
嫌好法師  さん
爪楊枝の薀蓄のお礼を書こうと思ってコメント・コーナーに来てみたら、先客が。あら、なんぜんさんじゃござんせんか。どうも、こんな所で。

ためになりますわ、紺桔梗さんのブログ。 (2006年05月17日 22時05分03秒)

Re:このように思いたい・・(05/17)  
>夜這いもあったようだけど 


ココに反応しました・・・。^^

憧れるなあ・・・^^

(2006年05月17日 22時14分40秒)

こんばんは(^^)  
 ネコも仏教と一緒にやってきたのですか!知りませんでした;^^) (2006年05月17日 22時33分52秒)

Re[1]:このように思いたい・・(05/17)  
紺桔梗1268  さん
なんぜんたろうさんへ

大変な修行だったのでしょうね。
昔は世捨て人という印象も強かったのですが
年とともに見方も変わってきたのはなんででしょうねぇ。(^^ゞ



>いにしえの人々には及びませんが、ラジオやテレビはなく、薄暗い裸電球で、消灯は9時という生活を10年以上続けていた間、余分なことが殆どなかったせいか、かなり理屈やらが抜けて、子どものように多感な日々を送らせていただきました。
>まあ、しゃべることもなく、ほとんどじっと座っていることが、大半だったのですが。
>つまようじについての様々な話、興味深くよませていただきました
(2006年05月18日 06時18分05秒)

Re[1]:このように思いたい・・(05/17)  
紺桔梗1268  さん
嫌好法師さんへ

書き込みありがとうございます。
いつも平凡な毎日を綴っていますが
たまに思い立ったことを並べ立てています。(^_^;)
よろしくお願いします。



>爪楊枝の薀蓄のお礼を書こうと思ってコメント・コーナーに来てみたら、先客が。あら、なんぜんさんじゃござんせんか。どうも、こんな所で。
>ためになりますわ、紺桔梗さんのブログ。
(2006年05月18日 06時20分48秒)

Re[1]:このように思いたい・・(05/17)  
紺桔梗1268  さん
アダージョAdagioさんへ

え? 夜這いに憧れですか?
正直で結構です。(^^ゞ



>>夜這いもあったようだけど 
>ココに反応しました・・・。^^
>憧れるなあ・・・^^
(2006年05月18日 06時22分10秒)

Re:こんばんは(^^)(05/17)  
紺桔梗1268  さん
トシリン2004さんへ

仏教海を渡る → 船 → ねずみ → 経典危うし → ねこ

という関係ですね。




> ネコも仏教と一緒にやってきたのですか!知りませんでした;^^)
(2006年05月18日 07時59分10秒)

Re:このように思いたい・・(05/17)  
たまにん  さん
平安時代というと貴族の結婚=夜這いみたいな気がします。(^^ゞ

違いってあったのかなぁ?

(2006年05月19日 01時34分53秒)

Re[1]:このように思いたい・・(05/17)  
紺桔梗1268  さん
たまにんさんへ

そのようですね。

気軽と言えば気軽ですが
今よりは責任の所存が明確だったでしょうね。



>平安時代というと貴族の結婚=夜這いみたいな気がします。(^^ゞ
>違いってあったのかなぁ?
(2006年05月19日 06時23分54秒)

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