ラポルト青山の地下にできたシェアキッチン@Kitchen Aoyama(渋谷区神宮前5-51-8 ラ・ポルト青山 B1F 03-6427-7718)でランチ。このシェアキッチンオペレーターを知らないうちに浅草で利用していた。和色&Kitchenは和食とイタリアンなどのコラボだったが、そのイタリアンレストランの名前がこちらのイタリアンの名前と同じ(HAYATO X IL DORAGO)だった。@Kitchenは百貨店の消化仕入れのように売上歩合の賃料を払う仕組みで初期コストがかからないのでスタートアップ向きと言う事のようだが、この環境下ではオーナーもシェフも大変だろうと思う。 ガラガラの空間に4人もシェフがいるのは何とももったいない感じがするし、逆に料理は選択余地が少ない(少なくともランチは)。写真を見ると手打ちパスタっぽかったのでパスタにしようかと思ったら乾麺だと言うのでやめてブイヤベースカレー(1400円)にした。個人的にはブイヤベースとライスの相性はとてつもなくいいと思っているのでブイヤベースカレーは好きだ。浅草のルディック、古くはラソース古賀でソース・ブイヤーとしてブイヤベースソースのカレーを食べたし、とても好きだった。どちらも具がほとんどなくシンプルで濃厚な味わいだったが、こちらのブイヤベースカレーは海老とムール貝と素揚げの万願寺がのっている。ブイヤベースカレーは魚介の出汁が非常に濃厚で美味しい。 @Kitchenの仕組みは発想としては面白いが、消化仕入れにしている以上、売上が上がらないことにはオーナーも家賃の逆ザヤが生じるだろうし、もっと積極的に販促しないといけないと思うのだが、ランチ売上を期待していないのか、なんともどんよりした雰囲気になっている。ガラガラだとシェフが無駄に多いのにフロアスタッフがいないので、サービスもシェフがやっている関係か手馴れておらずなんとなく親しみにも欠けるし。ビジネスモデルとしてはなかなか難しそうだ。