PR
Keyword Search
Freepage List
Calendar
久しぶりの更新になります。
ちょっと気になる話題がありますので、それについて書きたいと
思います。
北朝鮮がミサイルを発射するのではないか??という情報が
どこから出たかは知りませんが、マスコミを通じて広く伝えられていますよね。
1998年に北朝鮮がテポドンを発射し、日本の上空の大気圏外を通過して
太平洋に落下した時には日本中に衝撃が走りました。
さて、ミサイルの発射兆候はどの様に知るのでしょうか。
メジャーなところでは、やはり各国の軍事部門です。
米国は軍事衛星による写真分析や通信傍受、ラジオ放送などに
よって、絶えず北朝鮮の軍隊の動きや朝鮮労働党の活動を探っています。
こうなると、一般の人には全く察知できないと思うかもしれませんが、
実は少しだけ察知できる場合があります。
それは、短距離ミサイルの発射です。
と~ってもアナログな方法ですが、モールス信号を解読でき、それでいて
短波帯用の受信装置もしくはゼネカバのアマチュア無線機を持っていることが
条件です。
実は北朝鮮は日本海などに短距離ミサイルを発射したり、海上で軍事演習を
行うときは、予め航行禁止区域を設けます。
このエリアが設定された時点で「何かあるな・・」と判断できる訳です。
この情報は北朝鮮にある船舶を通信対象とした無線局(海岸局という)
から発信されるため、日本でも受信できる場合があります。
詳しい内容は電波法により公表できませんが、そのエリアについては
緯度、経度で指定した複数のポイントを結んだ海域として指定されます。
北朝鮮の海岸局から発信されるモールス信号(CWと表記)は独特の
クセがあって、周波数安定度も良くないので、その道の人なら
一声ならぬ一音で判ります。
キーもエレキーみたいなハイソな機器は
使っていないようで、昔ながらの縦振り電鍵を用いているようです。
だから (― ・ ― ―)といった音でも長点と短点のバランスが人によってかなり
違っています。
聴いている限り、打っている人は数人しかおらず、「今日はあの人だ!」と
分かってしまうくらいです。
以前、北朝鮮が日本海の北方、それもかなりロシアとの国境に近い
海域に短距離ミサイルを発射した際には、マスコミは突然の発射のように
伝えていましたが、私は6日前にキャッチした無線の内容と、とある
モニタリングステーションからの情報で、ある程度は予測できていました。
ただ、これはあくまでも短距離ミサイルのように北朝鮮の船舶に
影響がある場合などに限られ、テポドンのように長距離のミサイル実験
の場合はまず察知不能です。
恐らく、日本の防衛省情報本部などの情報収集機関は、当然このあたりは
しっかり押さえている事でしょう・・・。
それにしても北朝鮮のミサイルなど軍事ツールはボロテクが多いらしいので、故障で
日本に命中したりしないでしょうか・・・少し心配になります。