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開催日:2024.5.3(金) 13:30開演
場所 :信州国際音楽村 ホールこだま(300名収容)
KODAMAサロン2024 西山まりえリサイタル~典雅なる宮廷の楽器たち~ハープ、チェンバロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ~ ゲスト 上村かおりに行ってきました。
プログラム
前半
1.ヨハン・ゼバスティアン・バッハ:プレリュードBWV846a ハ長調(チェンバロ)
2.ルッツァスコ・ルッツァスキ:第4旋法のトッカータ(ハープ)
3.カルロ・ジェズアルド:公爵のフランス風カンツォン(ハープ)
4.ディエゴ・オルティス:レセルダ8番・2番(ヴィオラ・ダ・ガンバ/ハープ)
5.リッカルド・ロニョーニ/チプリアーノ・デ・ローレ原曲:別れの時(ヴィオラ・ダ・ガンバ/ハープ)
6.バルトロメオ・デ・セルマ/オルランド・ディ・ラッソ原曲:パッセジャータ《スザンナ》(ヴィオラ・ダ・ガンバ/ハープ)
7.ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:ソナタ第10番 KV.330 ハ長調 第1楽章(チェンバロ)
後半
8.クロード・バルバトル:ラ・プロンニュ(チェンバロ)
9.ジョセフ=ニコラ=パンクラス・ロワイエ:感受性(チェンバロ)
10.ジョセフ=ニコラ=パンクラス・ロワイエ:スキタイ人の行進(チェンバロ)
11.マラン・マレ:夢見る女(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
12.マラン・マレ:フォリア(ヴィオラ・ダ・ガンバ/ハープ)
1.モンタギュー家とキャピュレット家の入場
2.にらみ合い
3.威嚇し合い
4.ロメオとジュリエットの出会い
5.二人の踊り
6.激しい恋の始まり
7.バルコニーの恋人
8.ジュリエットの父登場
9.悩むジュリエット
10.神父に相談に行く
11.神父の登場
12.若者たちの小競り合い
13.ついに喧嘩
14.ロメオと親友マキューシオの死
15.ロメオの悲しみ
16.ロメオの怒り
17.ロメオがティボルトを殺す
18.逃げるロメオ
19.役人たちの登場
20.ジュリエットの苦悩
21.神父の策
22.追われるロメオ
23.悲劇の始まり
24.ジュリエットが薬を飲む
25.ジュリエットの元へ走るロメオ
26.墓へ降りるロメオ
27.ジュリエットの死を見る
28.ロメオの死
29.ジュリエットの目覚め
30.ロメオに気づく
31.慟哭
32.死に至るジュリエット
レポート
2時間超の濃密なリサイタルでしたが、オープニングのバッハの曲の後は16~17世紀の音楽をたっぷり5曲聴かせていただきました。その古典な響きに慣れてしまうと、前半最後のモーツァルトの曲がやけに新しく感じるという新鮮な感触がありました。後半は、18世紀の曲をメインに進みましたが、最終曲のフォリアでは、32幕におよぶロメオとジュリエットのストーリーを追ってゆく形での演奏となり、とてもリアリティを感じた次第です。今回、西山氏のハープ、チェンバロは昨年も耳にしているのでその素晴らしい音楽を再確認した次第ですが、加えてヴィオラ・ダ・ガンバの上村氏の演奏はめったに聴けないというレアな部分もあって大変貴重な鑑賞のひとときになりました。
まとめ
休憩が20分と長めだったこともあり、コーヒー片手にロビーから外に出て新緑の芝生広場を散策する時間を取ることができましたが、こういった休憩ができるのも信州国際音楽村ならではの素晴らしさかなというところです。