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場所 :上田市神川地区公民館 大ホール
プログラム
開演前アンサンブル
1.アメイジング・グレイス
2.千と千尋の神隠しメドレー
前半
1.ティファナ・タクシー
2.We Are Confidence Man
3.抱きしめてTONIGHT
4.地球儀
5.松田聖子コレクション
(青い珊瑚礁~赤いスイートピー~SWEET MEMORIES~夏の扉)
後半
6.宝島
7.Offician髭男dismメドレー
(Pretender~ノーダウト~宿命)
8.Love Theme from SUNFLOWER(ひまわり)
9.女流演歌コレクション(舟唄~越冬つばめ~夜桜お七)
10.雨にぬれても
11.ジャパニーズ・グラフィティーXXIIシティーポップメドレー
(SPARKLE~プラスティック・ラヴ~君は天然色~
フライディ・チャイナタウン~真夜中のドア stay with me)
アンコール
12.青春時代
13.白い恋人達
レポート
開演前アンサンブル
ソプラノサクソフォーン、クラリネット2名、バスクラリネットのカルテットによるアンサンブルで、アメイジング・グレイスと千と千尋の神隠しメドレーの2曲が演奏されました。アメイジング・グレイスは、それぞれのパートが旋律を取る形となっており、それぞれの楽器の音色を感じることができました。千と千尋の神隠しメドレーは、数年前に私自身もクラリネットアンサンブルでやったことがあったので、懐かしく感じつつも、編成の違いによる色合いの違いを感じつつ、改めてアンサンブルの面白さを感じました。
ティファナ・タクシー
オープニングは、ハーブ・アルパートの有名曲でのスタートとなりました。昨年もこちらの曲でスタートになったので、これはブラス・グルーヴのテーマ曲的存在として取り上げているのかなと感じました。
We Are Confidence Man
フジテレビ系ドラマ「コンフィデンスマンJP」の劇中歌で、ソロ演奏もあって見せ場たっぷりの粋な楽曲という印象を受けました。私事ながら、縁あってこちらの曲を2日前に合奏したこともあって、まさに生演奏によるお手本!といったシチュエーションで楽しませていただきました。
抱きしめてTONIGHT
コンサートを開催するにあたり、なんとなくこのジャンルの枠(ジブリ枠、ディズニー枠などなど)を用意して選曲している団体は少なくないと思いますが、ブラスグルーヴにおけるジャニーズ枠での採用となったこちらの楽曲は、トシちゃんの有名曲。どこかで聴いたことあるということもありますが、昭和アイドル歌唱の色を存分に楽しませていただきました。
松田聖子コレクション
曲紹介で松田聖子って誰ですか?と若い方に聞かれたという話がありましたが、少し前にもののけ姫を見たことがないという高校生の皆さんが大多数だったという話題と絡めて、年長者は自分が知っているものは誰でも知っていると思わない方が良いという教訓を改めて感じるところでした。その一方高校生の吹奏楽部のコンサートに行くと、昭和歌謡などが頻繁に出て来て、松田聖子もしかり…。ということから曲は知っているけど、本人が歌っているところは見たことかないという状況なのかな?と感じるところです。
宝島
編曲者の真島俊夫氏に話がおよび、原曲よりはるかに有名な吹奏楽の宝島についての話題はまったくもってその通りと感じました。このあたり、高校生の吹奏楽部が海外公演で必ず宝島を演奏して「あの曲すごく楽しいけど、どんな曲なの?」というシチュエーションから、もはやその知名度は世界的とも言えますが、それだけにブラスグルーヴの宝島はどんな演奏になるのかなということに興味がわくところで、そこは大人が演奏する宝島の魅力を存分に感じさせていただきました。
Offician髭男dismメドレー
コロナ禍をはさんでヒットした楽曲とのことで、披露するタイミングを逸してしまったということでしたが、本当ならもっとたくさん演奏機会があったであろう不遇な楽曲群としてパプリカ、カイト、紅蓮華などがあるように感じました。そんな中で、私自身はメドレーに入っている宿命が、コロナ禍中の無観客演奏会でやっと演奏ができた!という印象が残っている曲でとても懐かしく感じたひとときになりました。
Love Theme from SUNFLOWER(ひまわり)
ちょうどいまニューサウンズインブラスのメモリーズ・オブ・ヘンリー・マンシーニという曲を練習しており、その中にひまわりも入っている!ということで親しみを持って聴かせていただきました。改めてマンシーニの音楽の独特なメロディー回しのようなものを感じた次第です。
女流演歌コレクション
コレクションに入っている舟唄が昨年亡くなった八代亜紀の楽曲ということで、追悼の意味も込めての演奏となりました。こちらのコレクションは、私自身5月に演奏したばかりということもあって、親しみを感じつつ、楽譜を想い出しつつ演奏を楽しませていただきました。
雨にぬれても
銀行強盗の映画の曲だったことを初めて知りましたが、往年のポール・ニューマンが主演を張っていたということも新たな発見でした。余談ながら、ポール・ニューマンといえばやっぱりタワーリングインフェルノでのタワー設計者のダグ・ロバーツ役としての印象が強いです。またこの曲では傘を使ったパフォーマンスをどこかのコンサートで見た想い出もあって、そんなこんなで演奏を聴きながら、いろいろと楽しい回想をさせていただきました。
ジャパニーズ・グラフィティーXXIIシティーポップメドレー
曲紹介において他団体ではほとんど演奏されたことがない曲というお話がありましたが、まったくもってその通りで、私自身も今回初めての鑑賞となりました。いわゆるシティーポップですが、日本では廃れてしまったが、海外で人気を博している状況にあるということで、よい音楽は時間や場所を越えて蘇るということで認識した次第です。
青春時代
ほぼ一発屋の森田公一とトップギャランの楽曲とのことですが、1976年の発表後いろいろな歌手にカバーされてきたこともあって、わりと多くの世代で知られている曲という印象があります。私自身も演奏したことがあり、おなじみ感がありました。
白い恋人達
昨年に続いて締めを飾ることになりましたが、暑かった2024年の夏が過ぎ、秋の深まりを経て山間部での雪の便りを聴くようになったこの時期、そろそろクリスマスを意識するところで、そんな季節の先取り感を感じつつのフィナーレとなりました。
まとめ
2006年に活動を開始したザ・ブラス・グルーヴですが、一昨年、昨年に続いての自主開催によるコンサートということで、認知度もついてきて100席用意されたイスもなから満席という盛況ぶりで大いに盛り上がり、演奏はもちろんですが、楽しいMCも存分に楽しまていただきました。