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2007年05月03日
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カテゴリ: 本、マンガ
「ハマースミスのうじ虫」(ウィリアム・モール/創元推理文庫)



 読み始めたとたん、最初の数行でノックアウトされ動けなくなる。

 緻密な心理描写が素晴らしく、緊迫したムードが全編にみなぎっている。一行一行を大切に丁寧に読んでいると、読み終わるのにとても時間がかかってしまった。

 主人公は金持ちの独身青年。人間の「悪」に興味があり、趣味で私立探偵まがいのことをしている。(お金をとるわけでもない)

 とある卑劣な恐喝事件のことを知った主人公は、犯人像を推測。罠をかけて犯人と思しき男を見いだす。彼はさらに証拠を見つけるため、犯人の近くに引っ越しし、観察・尾行をつづけ、やがて接触。まんまと友人の振りをするのに成功する。

 そして。。。

 じわじわと犯人をおいつめていく様が怖い。

 こうなると、卑劣な恐喝犯兼殺人犯でさえ哀れになってくるほど。



 並大抵のレベルではないな、この作者。
 と思ったらホンモノのMI-5でした。やはり。

 ミステリとしても、心理小説としても、とにかく面白い。じっくり読んで楽しみたい一冊であります。





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最終更新日  2007年05月06日 14時23分52秒
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