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2007年05月14日
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カテゴリ: 本、マンガ
「漆黒の霊魂」(オーガスト・ダーレス 編/論創社)



 ダーレス編、と聞けば買うしかない! というわけでいそいそと購入。
 忙しくてなかなか読むことができず、毎晩一編ずつコツコツと読むはめに。

 こういうタイプを読み過ぎたせいか、「おお!」という感動はあまりなかったのだけれど(スミマセン)、それでもなんか落ち着く。こういう雰囲気っていいですね。

「影へのキス」( ロバート・プロック)は、大好きな作者ということで期待したものの、最初からオチが見えててちょっと残念。やっぱり「子供にはお菓子を」ぐらい残酷なのがいいな。切れ味ブラックな短編がサイコーですな。

 「帰ってきて、ベンおじさん!」( ジョゼフ・ペイン・プレナン)はまんま「猿の手」。どちらの作品が先に発表されたんだろうか。そこんとこが気になる。

「ハイストリートの教会」( ジョン・ラムゼイ・キャンベル)こうでなくっちゃ! クトゥルー神話ぽい雰囲気に満ちた伝統的?手法は大好き。たとえ使い古された、ワンパターンと言われようと好きなものは仕方がない。もう一人称とか残された日記とか、そういうのだけでわくわくしてくるのでありまする。

 「ミス・エスパーソン」(

 「ミドル小島に棲むものは」( ウイリアム・ホープ・ホジスン)作者名を確認せずに読み始め、すぐに「あっホジスンだ」と分かってしまうほど、ホジスンらしい海洋怪奇話。とある日本人作家の作品にも、ものすごく似たシーンがあったのを思い出す。あれも海洋怪奇話だったな・・。

「カーバー・ハウスの怪」( カール・ジャコビ)現在でもありそうな印象。主人公の独白がなんともはや、いい味。

「窯」( ジョン・メトカーフ)強迫観念? これもかつてすごくよく似たオチのマンガを読んだ覚えが。中学生の時だったので、とても印象に残っていて、いまでもタイトルと作者名を覚えている。人間の想像力、精神力ってのは、いい意味でもそして悪い意味でも。凄い。


 以上、収録作品のうちの気になった幾つかをピックアップ。
 読み応えのある、楽しい一冊でした。

 このダーク・ファンタジー・コレクション、続きが楽しみです。





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最終更新日  2007年05月16日 20時17分12秒
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