生きてるだけでゼイタクです ~1/365のひとりごと~

生きてるだけでゼイタクです ~1/365のひとりごと~

2015年11月07日
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《ナレーション》
ハイジはデーテおばさんに無理矢理フランクフルトへ連れてこられてしまいました。
しばらく我慢すれば、おじいさんにたばこ、ペーターのおばあさんに
白いパンを持って帰れると聞いて、ハイジは寂しさを堪えることにしました。
そして、やってきたフランクフルトのゼーゼマン家には足の悪いクララと
ロッテンマイヤーという こわいおばさん が待っていました・・・。



。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *

「とんだ長居をしてしまいました。ごめんあそばせ」



その後を追いかけるロッテンマイヤーさん。


部屋にはハイジとクララ二人きりになりました。


クララと話すハイジ。
ハイジはクララが"病気"で走ることができないということを知ります。

クララはハイジに何と呼ばれたいか尋ねます。

「私はハイジよ。他に名前なんてないわ。」

「私はクララって呼んで。よろしね。」
haiji


そこにロッテンマイヤーさんが戻ってきます。

「何という女でしょう。あんな子供を押し付けて。
 失礼にもほどがあるわ!!

どうやらデーテに振りきられてしまったようです。


ご飯の準備が整ったことをセバスチャンに確かめて
ダイニングへと向かいます。

テーブルの上には白パンがありました。
whitebread


喜ぶハイジは椅子の上に立ち上がり、白パンをとろうとします。
joy for bread 「白パンだ!」



その様子を見ていたクララとセバスチャンはくすくすと笑っています。

「だって私、ペーターのおばあさんに白パンを・・・・。」

「口ごたえは無用です。自分が間違いをしたときには素直に謝りなさい」
(↑自分はどーなんだっていう言い草です)

白パンを前におばあさんを思い出すハイジ。
picture 柔らかい白パンを食べさせてあげたいハイジ
おばあさんの家の壁に飾ってある絵、
スペインで教会に書かれたキリストの絵を無断で直しちゃって
エライことになってしまったという絵に似ていませんか?気のせい??





セバスチャンに白パンを取ってもらい
すぐ膝の上に隠してしまいます。

それを見ていたクララとセバスチャンは笑いをこらえるのに必死。

セバスチャンが持ってきたお皿の料理を食べていいかとハイジが聞くと

「好きなだけ食べていいのよ。」とクララが答えます。

そしてハイジは
haiji
手づかみ!

ロッテンマイヤーの怒鳴り声が響き渡ります。

「何もかも初めから教えなくてはいけないようね」と
自慢げに話し始めるロッテンマイヤー。

料理の取り分け方、召使いとの普段の接し方、食事の仕方、
挨拶、身だしなみ、etc・・・と続きます。


ハイジにとって、ちんぷんかんぷんの話は眠気を加速させるだけ。
楽しかった山での暮らしを思いながら眠ってしまいました。


「わかったら返事をしなさい、アーデルハイド」

sleeping・・・・・・・・。」

「ハイジはずっと前から眠っているわよ。」

とクララ。

「何ですってびっくり
(知らないのはあなただけです)


手元のベルを鳴らし、召使いを呼びつけると

「この失礼な子を寝室へ連れていきなさい。」

と言いつけました。

案外優しいですよね、ロッテンマイヤーさん





朝、ハイジは自分がフランクフルトへ連れてこられたことを思い出します。

部屋の中を見回し、「穴の中みたい」というハイジ。

「おじいさん、帰りたい・・・。山はどっちにあるの?!」

おじいさんやペーターを思い出し、部屋の中を駆け回り壁にぶつかってしまいます。


ロッテンマイヤーが現れ、朝食だとダイニングへ連れていかれます。


今日からは勉強が始まると告げられ、
家庭教師の先生が来るまで別室で待機をするクララとハイジ。
ハイジは外が見たいと言います。

クララは「どうして外を見たいの?」と聞きます。

「私は生まれたときからずっとこのうちの中で暮らしてきたの。 
 外へはほとんどでないし、外のことはほとんど何も知らないわ。」

ハイジにとっては信じられないことでした。

セバスチャンに頼んで窓を開けてもらうことにしました。
haiji20
「花やモミの木はあるかしら・・?」

期待に胸を膨らませるハイジ。

開けられた窓から外を見るとそこには自分が思っていたものとは
まったく違う景色が広がっていました。


「石ばかりだわ・・・。おじいさん、ペーター、ここには何もないわ。 
 花も木も土も水も何もない。何も見えないわ!!」


haiji20
涙を浮かべるハイジ。


それを見ていたクララはハイジが山に帰れるように
ロッテンマイヤーさんに伝えると言います。

「ママは小さいころ亡くなったし、パパはお仕事でずっとパリ。
 明日からまた私は一人ぼっち。でも一人ぼっちになれちゃったわ。」


それを聞いたハイジは


「クララ、私帰らない。しばらく我慢するわ。
 デーテおばさんと約束したんだもの。しばらく我慢したらおじいさんにたばこ
 ペーターのおばあさんに白いパンをいっぱい持って帰れるって。
 クララ、あんたしばらく一人ぼっちじゃないわ。」

ha20

辛く悲しいフランクフルトでした。
しかし、ハイジはとにかくしばらく頑張ろうと決心したのです。


☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆

しばらく我慢すればおじいさんとペーターのおばあさんにお土産を
持って帰れると信じているハイジ。

そのことだけが心の支えのハイジ。

純粋ゆえに悲しいですね。


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次回、「​​ 自由にとびたい ​​」です。

不定期更新中。お楽しみにね♪





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Last updated  2018年09月26日 00時27分48秒
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