生きてるだけでゼイタクです ~1/365のひとりごと~

生きてるだけでゼイタクです ~1/365のひとりごと~

2015年12月05日
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ある嵐の夜。

ハイジは屋根裏にいるミーちゃんが心配になり
部屋に連れてきます。


朝。
お食事が終わるとロッテンマイヤーが


haide24
「私、用事で家をあけさせていただきます。」

と嬉しいお知らせがありました。


クララがミーちゃんのことを聞くと、まだハイジの部屋にいるというので

「ごはんを食べている様子を見たい。それからミーちゃんと思いっきり遊ぼう」



ロッテンマイヤーが出かけると、
ハイジとクララはミーちゃんと遊び、
heidi24


セバスチャンとチネッテは
heidi24
「今日は久々に昼寝ができるな」
「まったく、あのバアさんがいないとせーせーするわ」

とかなりダークな会話が屋敷を飛び交っていました。



呼び鈴がなり玄関の扉をあけると
そこには出ていったハズのロッテンマイヤーが。
忘れ物をして戻ってきたのです。

クララの部屋から聞こえる笑い声。

不審に感じたロッテンマイヤーはクララの部屋の扉をあけます。



勉強をしないハイジを叱り飛ばしていると
ミーちゃんが鳴いてしまいます。

heidi24

猫!!

と驚いたロッテンマイヤーはチネッテを呼び、


クララがすかさず

「私の猫なの!飼っているの!!」と言います。

ロッテンマイヤーはクララに

「猫の毛は体に悪いし、どんなばい菌があるかわからない。
 もし、猫のためにお嬢様のお体に万一のことがあったらどうします?」

と諭します。

heidi24
無言のクララ。

ハイジはクララを見つめています。
heidi24


クララはハイジとロッテンマイヤーとの板挟み。


「なんのお返事もないのは了承していただいたのですね?」


とロッテンマイヤーが言うとハイジは部屋を飛び出し
チネッテにミーちゃんを私にちょうだいと頼みます。

まだ猫が屋敷の中にいると知ったロッテンマイヤーは
チネッテに早く猫を捨ててくるように言いつけます。

ハイジを無理やり部屋へと連れていくロッテンマイヤー。
heidi24
「あなたが来てからお嬢様の生活はめちゃくちゃです!
 もうそそのかして騒ぎを起こすような真似はやめなさい!!!」

そういうと部屋の中へと閉じ込めてしまいました。



午後2時。
屋敷に柱時計の音だけが鳴り響いています。


ハイジは隠しておいた白パンとおじいさんが買ってくれた帽子を取りだし
屋敷を出ていきます。

heidi24
「さよなら、クララ・・・」



フランクフルトの街を当てもなく歩いていると
オルゴールの音が聞こえてきました。

先日の少年が弾いています。
heidi24


少年のそばに行き、駅はどこにあるのか尋ねるハイジ。

「教えたらいくらくれる?」

「お金持ってないの」

「あの屋敷でもらえばいいだろ」

「あそこへは帰らない。山へ帰るの」

「ふ~~ん。でも、 金を持ってなきゃ 汽車には乗っけてくれないぜ」

heidi24「え?」

衝撃の事実を知ったハイジ。

何があったのか尋ねる少年にハイジは
猫が捨てられたと答えます。

笑い飛ばす少年。

しかし、ハイジが悲しそうにしているのを見て
亀を貸してくれました。
heidi24


そこに馬車に乗ったロッテンマイヤーが通りかかります。
heidi24 「目の錯覚?!なぜあの子がこんな所に?!」

馬車から降り、無理やりハイジを馬車に乗せようとします。

「山へ帰るの!!」

「バカバカしい!!!!」

はずみでハイジが抱えていた赤い包みがほどけ
大事な白パンが飛び出してしまいました。
heidi24 白パンが!!


heidi24「おばあさんにあげる大切なパンなの!!」




屋敷に戻るとセバスチャンが血相を変えて飛び出してきました。

「アーデルハイドお嬢様が!」

「ここにいます。私がみつけなかったらどうなっていたことやら」

と、自分が凶悪犯を捕まえて大手柄をあげたといわんばかりの口っぷり。

「セバスチャン、もう 逃げたり しないようにしっかり "見張って" いるのですよ」
まるでハイジは囚人扱いです。


セバスチャンはハイジに、クララお嬢様が心配しているということと
ミーちゃんは知り合いのうちにあずけてきたと教えてくれました。

屋敷の中に入ると、クララが目に涙をたくさんためて
ハイジの帰りを待っていました。

haide24
「ハイジがもう帰ってきてくれないのかと思って、ワーワー泣いていたの。
 もう帰ったりしないでね、 ね? ね!

必死に懇願するクララ。


heidi24
クララをじっと見るハイジ。

「帰りたくても帰れないのーーー!!!!!」

ハイジの心の声が叫び出しました。

heidi24
ハイジはそういうと、クララの膝の上で泣き崩れてしまいました。


。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *
フランクフルト編はじわじわと締め付けられるようなきつさが増していくような気がします。
ハイジと一緒に精神的に追い詰められていくようです。
ハイジがラストで「帰りたくても帰れない」と叫びますが、
本当に苦しい心の叫びですね。
だって、だれもハイジのことを考えてくれないのですから。
だれか一人でも思ってくれる人がいれば違うのに。
。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *

次回、「​ 白パン ​」です。

不定期更新中。お楽しみにね♪





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Last updated  2018年09月30日 22時31分31秒
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お久しぶりです。  
ミューズパティオのさよりんです。
ハイジ、胸がキュ~ンとなりますね。
子供の立場だとロッテンマイヤーさんが悪者みたいな気がしてたけれど、大人の立場で観るとまた違って感じます・・・・
それでも、常に思うのはハイジのように純粋な心は無くさないようにってことと、自然は人を育てる!!!ってことです。
なんて、、、熱く語っちゃいました~(**)
(2015年12月06日 16時05分41秒)

Re:こんにちは!(。◕∀◕。)ノ⋆。  
マダムmk  さん
さよりんさん、お久しぶりです!
そうなんです。ハイジはいろいろな視点で見ることができる
まさに傑作といえる作品だとおもいます。
歳を重ねるとロッテンマイヤーさん寄りの考え方になってしまいますが、さよりんさんのおっしゃる通り、ハイジのような純粋な心もまた持ち続けていきたいと思わせてくれます。
私も熱く語っちゃいました。(๑´ڤ`๑)テヘ♡ (2015年12月06日 23時56分29秒)

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