生きてるだけでゼイタクです ~1/365のひとりごと~

生きてるだけでゼイタクです ~1/365のひとりごと~

2024年03月03日
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カテゴリ: 死別しての12か月




太陽はまぶしくなり気温は上がりだす

この頃から、体が時折震えだすようになった

ある朝、とうとう限界がきた

体が異様にけいれんする

「うーうー!」

左右に転がり、うなり声を上げる

けいれんが止まらない

それを見ていた母親が、救急車を呼んだ



救急隊員が到着して事情を説明した

私は涙を流して

「すみません、すみません」

と言い続けた

救急隊員も

「心の病では病院に連れていくことはできない」

でも、私の様子を見て親身にいろいろとアドバイスをくれた

「役所に相談に乗ってくれる部署があるはず。電話をしてみては?」

忙しくて、本当に必要としている人のところに行かなくてはいけないのに
色々と話を聞いてアドバイスまでしてくれた

本当に嬉しくてありがたかった



私は布団の中で、唸り声をあげ、体を震わせながら
必死に耐えた

役所に電話をすると、担当の方がとても丁寧に親身に答えてくれた

「精神科に行ったほうがいい」

おススメの病院を聞くと、ひとつ出してくれて


診察の予約を取りつける

もう私はおかしくなっている
でも、何がおかしいのかわからない

体が言うことをきかない

涙が止まらない

怖くて怖くて怖くて怖くて怖くて怖くて

たまらなかった

なぜ、こんなことに・・・・・

その時は何も考えられなかった

一秒一秒がただただ長く、その瞬間を生きているのが精いっぱいだった






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Last updated  2024年03月29日 16時01分10秒
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