生きてるだけでゼイタクです ~1/365のひとりごと~

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2024年04月12日
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カテゴリ: 死別しての12か月



師走

1年の最後の月はそわそわとしていて
それでいて、新しい年への準備もあり、
いろいろな感情が入り混じっている

そんな気持ちもあって、気持ちは少しだけ明るくて
そして、「もう大丈夫かな」と思うくらい
気持ちが前向きになりだした

それまでは、天空の城ラピュタの龍の巣のような

すさまじい感情の中にいた気分だったけど、
その龍の巣から抜け出して、ラピュタが見えた
そんなような気持ちになりだしていた

本当に落ち着きを取り戻していた

自分の身に起きたことを
冷静にありのまま受け止める

それ以上もそれ以下もない

そのままの
あるがままの

「死」


旦那からの贈り物はその「死」にまつわる


それまでは周りの目を気にして、
人の顔色をうかがうようなことばかりして
人のことを優先して
自分の気持ちをないがしろにしている部分があった

でも



もう自分しかいない

人のことを考える必要もなくなった

自分を失ってまで必要な大切なものってある?

そう思うと、もっと自分を大事に
もっと自分の事を優先的に考えたほうがいいと
思うようになった

わがままというわけではない

自分をもっとしっかり持って

人は人

自分は自分と

線を引く

もう自分しかいないのだから
余計な気遣いはしないでいようと思うようになった

全てのことがそんなに重要じゃなくなったような気がする

重要なことは

自分の事

あとのことなんて

重要じゃない


旦那が残したもの

それは、生きること

私は生きている

生きることは苦痛の連続

でも、その苦痛も

痛気持ちいいなら

ちょうどいい

痛気持ちいい程度の苦痛にするために

生きることをする

旦那の死がもたらしたのは

私の生への考え方の変化

そう思うようになった時期






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Last updated  2024年04月12日 10時09分15秒
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